ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~ 後編(1/3)

  • 筆者: 今井 優杏
  • カメラマン:オートックワン編集部
ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~ 後編
テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 テストコース内にて定常円旋回 画像ギャラリーはこちら

~潜入レポート完結編~ テストコースにてプロトタイプタイヤの試乗会スタート!!

タイヤファンのみなさん、お待たせしました!!

いよいよ、『ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート』後編スタートですよ~☆

2日間に渡る潜入取材の内容が今回で明らかになりますっ!

前編では、エコタイヤの秘密を探りに、ダンロップ本社研究所に潜入取材をした初日の模様をお伝えしましたが、後編では、2日目の、場所を岡山のテストコースに移した、大試乗会の内容をお届けします。

前編はこちら↓↓

■ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~  前編

 当日のコンディション、路面はドライ、気温約25度。念のためにスタッフさんに確認しましたが、空気圧はもちろんどれも適正空気圧で公正に行われました。

エナセーブEC202 vs エナセーブPREMIUM(175/65R15)使用車両:アクア

エナセーブ PUREMIUM

ラベリングではEC202は転がり抵抗性能A、PUREMIUMはAAAとなっている2台をそれぞれアクアに装着しての試乗。

乗り出しからすでに転がり抵抗の低さを感じさせたのは「エナセーブPUREMIUM」。“プレミアム”の名に恥じない滑らかな発進をすぐに実感しました。

アクセルを少し踏んだだけでスッと前に出る感覚・転がりの良さは秀逸。あまりによく転がるのでハンドリングがラクになり、エコタイヤだというのにスポーティな楽しみ方ができてしまう、というのが意外な発見でした。

しかし車内音という意味ではEC202に軍配。PUREMIUMはEXTRA LOAD(エクストラ・ロード。空気圧及び負荷能力を、スタンダード規格の同一タイヤサイズよりも高く設定した規格のこと)ということもあって、乗り心地が硬い印象。また、同様の理由でうねりのある路面を走行中にワ~ン、という高い音が発生する状況もありました。また、路面のインフォメーションは繊細に拾う(お尻やハンドルにコツコツと路面の情報が伝わって来ます)ので、快適性を求める方には敢えてEC202を選ぶというのもアリです。

エナセーブES97(195/65R15 使用車両:プリウス)vs エナセーブRV503(195/65R15 使用車両:セレナ)

ダンロップ

同じ15インチで性格の違う2つのエナセーブに試乗。

ES97はダンロップが世界に誇る、なんと原材料の97%を石油外の天然資源から得たという究極のエコタイヤ。

世界に誇るすごい技術がドカドカ投入され(後述します)、なんともハイテクなタイヤなんですが、乗ってみると意外と普通。 …褒め言葉ですよ!

こういう最新技術モノは得てして「志が高いのはわかるけど、実用に堪えないんだよなぁ」的な仕上がりになることが多いのです。しかしこんなにも普通に乗れるなんて、プチ感動。長~いコーナーなどに少し勢いのいいスピードで進入したときには若干のグリップの弱さを感じますが、本当にその程度。車内音も静かで、ノイズも気になりませんでした。

ノイズと言えばセレナに装着されたミニバン用エナセーブ・RV503は素晴らしかった!ラベリングでいえばA-cというランクではあるんですが、直進も安定し、コーナリングでのふらつきも感じず、なにより静か!

特にセレナのような、ボディの割に小さいエンジンを搭載しているファミリータイプミニバンにはオススメです。よく転がりますよ。

LE MANS4比較 215/50R17(レガシィ)vs 215/45R17(プリウス)

ダンロップ

ダンロップのエコタイヤ・ラインナップの中でもより高級グレードに位置するコンフォートタイヤ・LE MANS4(ル・マン フォー)。

エナセーブを乗り倒した後に乗ると、重い!とにかくハンドルが重い!そして発進がものすごく重い!

しかしその静粛性はものすごく高いものでした(プリウス・レガシィともに)。そう、このタイヤにはCMでもお馴染の特殊吸音スポンジが内蔵されているのです。

特殊吸音スポンジはあらゆる場面で静かというより、跳ねるような動きをする路面のギャップ(ex、小石、段差、高速道路の継ぎ目のようなもの)に効果を表すように感じました。ポン、ポンと籠ったような音に変換されるイメージです。

より高い居住性を求めるならコッチ。しかしプリウスにはオーバースペックだと感じました。ある程度エンジンにパワーがあるクルマでなければ、パワーが喰われてしまう印象です。

と、ここまでは、市販タイプタイヤの試乗模様をお伝えしてきました。

さあ、いよいよ次のページからは、“未発売”のプロトタイプタイヤの詳細をお届けしますよ~☆

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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