新しいルノーのデザインを纏い、日本でも魅力満載な 新型トゥインゴ を徹底解説!(2/4)
- 筆者:
- カメラマン:RENAULT/レポート:内田俊一
デザインコンセプトはPlay
では、まずそのデザインを見てみよう。近年のルノーデザイン戦略は人生を6つのステージで表現し、それぞれに合ったコンセプトカーや市販車をデビューさせている。具体的には、
・Love(若い二人が出会って恋に落ちる)
・Explore(恋に落ちた二人は旅に出かけてお互いの理解を深める)
・Family(やがて二人は結婚して家族を持つ)
・Work(働きながら幸せを感じる)
・Play(余暇を楽しみ人生を謳歌する)
・Wisdom(やがて時の中から賢明さを得る)
となり、例えばルーテシアはLove、今回のトゥインゴはPlayにあたるモデルとして位置づけられている。
過去と未来を両立
ルノー本社デザイン担当常務(SVP)のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏は、新型トゥインゴをデザインするにあたり、「これまでのトゥインゴの強みは生かしつつ、再びアイコン的なクルマを作ること。また、現在のルノーのイメージに即したデザインを取り入れることだった」と振り返る。その結果、「新しいトゥインゴは、遊び心がありながらダイナミックなスタイリングと、短い鼻を持った笑顔のあるデザインになった」と説明。
ここから伝わってくるのは、どちらかというと初代トゥインゴのイメージだ。 その点についてはヴァン・デン・アッカー氏も認めるところで、2代目は「皆に好かれるタイプでとても売れたが、初代が持つエスプリやスピリットがなくなっていた」と述べ、「新型は初代の気持ちに立ち返ったのだ」とコメントしている。
もうひとつ、新型トゥインゴでは、過去と未来をバランスさせているとヴァン・デン・アッカー氏はいう。
過去では、リアのフェンダーの膨らみは初代のルノー5ターボのイメージ。また、フロント周りは初代トゥインゴをモチーフにしている。 そして未来はRRだ。フロントにエンジンがないことから、タイヤの切れ角を最大限にとることが出来、4.3mという(先代4.9m)クラス最小級の回転半径を誇る。また、タイヤをより四隅に配置することが出来たので、室内のスペースを広くとることも可能になったのだ。
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