新しいルノーのデザインを纏い、日本でも魅力満載な 新型トゥインゴ を徹底解説!(3/4)
- 筆者:
- カメラマン:RENAULT/レポート:内田俊一
ホイールベース延長で広々インテリア
その室内は、ボディサイズが100mm短くなったにも関わらず、ホイールベースは130mm長くなったことで、大幅に広くなった。物入れも多数あり、またリアシートを倒し、かつ、助手席バックレストも座面側に倒れるので、長尺物も収納可能だ。
ドライバー正面には大きなスピードメーターを含むメーターなどが配され、ベースボールキャップのようなフードがかぶせられる。ヴァン・デン・アッカー氏はこれを赤くすると、「まるで広島カープのキャップのようでしょう」と笑う。因みに彼の前職はマツダのデザイナーだ。
なお、実際のこのカバー部分は黒のみで、その下のメーター周りや室内トリムはボディ色に合わせ3色設定されている。
ちょっとだけ乗ってみた
日本導入前に、フランスはパリ市内を100kmほど試乗する機会があったので、その印象を少しだけお届けしよう。
試乗したのは日本仕様とほぼ同じ3気筒0.9リッターターボに6速デュアルクラッチを組み合わせたモデルだ。
まず、その走りは必要にして十分。大人3人を乗せ、パリのペリフェリーク(パリ市内を囲むように走る環状線)の速い流れをきびきびと走り抜け、パリ市内の信号グランプリも十分に渡り合うことが出来たので、日本においてもそのパワーに不足感を覚えることはないだろう。
また、何よりも魅力だったのは小回り性能だ。
スマートよりわずかに大きい4.3m(スマートフォーフォーは4.1m)だが、その差を感じることはなかった。それ以上に、小さな路地を独楽鼠のごとく走り回ることが出来るのは、代えがたい魅力だった。
つまり、パリで感じたトゥインゴの魅力はそのまま日本でも十分に感じられる魅力なのだ。
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