「西部警察 パート3・第14話 マシンZ・白昼の対決」に登場した「日産 シルビア」[卓上で蘇る「西部警察」名シーンVol.2 ]

  • 筆者: 遠藤 イヅル
  • カメラマン:トミーテック/日産自動車/株式会社石原プロモーション イラスト:遠藤 イヅル 製作著作:株式会社石原プロモーション 取材協力:トミーテック/ポニーキャニオン
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伝説の刑事ドラマ「西部警察」に登場するマニアックなモデルを、ワタクシ、イラストレーターの遠藤イヅルがイラストとミニカーで徹底紹介するコーナー「卓上で蘇る名シーン」。前回の「スカイライン・ジャパン」に引き続き、 第2弾も”忘れられない名脇役” をチョイス。「パート3・第14話 マシンZ・白昼の対決」でスーパーZとカーチェイスを繰り広げた「日産 シルビア」をお送りします。

>>瓜二つの偽スーパーマシンまで! 西部警察の特殊車両を画像で見る

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  1. シルビアとZ、そしてZとZの一騎打ち!? 「パート3・第14話 マシンZ・白昼の対決」
  2. さすがTLV! 川崎大師のステッカーまで完全再現!?
  3. まさかの偽スーパーZまでミニカー化!

シルビアとZ、そしてZとZの一騎打ち!? 「パート3・第14話 マシンZ・白昼の対決」

西部警察パート3・第14話 「マシンZ・白昼の対決」(昭和58年7月17日放映)も、「こんな濃厚な内容を、毎週放映していたのか」と改めて驚かされる名作です。ストーリーはご覧になってからのお楽しみ! ということで、今回も詳細なあらすじを書きませんが、後半で魅せるスーパーZ vs 偽スーパーZ(偽と言っても同じ設計図から作られた)の激しいバトルには、思わず手に汗握ること必至!

同話内でシルビアは、犯人が偽スーパーZを生む契機になった重要なシーンに登場。大門部長刑事(渡哲也・演)が操る “本物” のスーパーZとカーチェイスを繰り広げました。

シルビアの実車は、昭和54年デビュー・昭和56年マイナーチェンジの3代目・S110型シルビア 後期型 ハッチバックです。後期型のハッチバックは、前後の垂直面のみラバーを配した、当時としては画期的なカラードバンパーを装着、さらにサイドモールも取り払ったため、一気に新しいクルマになった、と当時の筆者も興奮したのを覚えています。

なお、木暮課長(石原裕次郎・演)の愛車として有名なオープンカーもS110型ですが、こちらは兄弟車の「ガゼール」でした。フロントグリルが格子状ならシルビア、横桟状ならガゼールで見分けがつきました。

さすがTLV! 川崎大師のステッカーまで完全再現!?

西部警察のミニカーを発売しているのは、ご存知トミーテック。徹底した考証とこだわり、抜群の造形力・再現力で、劇中で活躍したクルマを次々とリリースしています。

真っ白な車体で華麗に舞ったシルビアも、トミカリミテッドヴィンテージ ネオ(TLV-NEO)シリーズ「LV-西部警察20 シルビア(白)」として立体化しています。

前回のスカイライン同様、統一スケール1/64の「トミカサイズ」で、コレクション性が高いのも嬉しいところ。リアガーニッシュに貼られた川崎大師のステッカー、ターボZSE-Xのエンブレムなど、目を凝らして画面を見ないとわからないようなところまで再現しているのは、さすがTLVですよね。

まさかの偽スーパーZまでミニカー化!

TLV-NEOの西部警察シリーズでは、西部警察の象徴ともいえるスーパーZはもちろんのこと、木暮課長のガゼールもミニカー化しているほか、なんと偽スーパーZまで製品ラインナップに入れています。偽スーパーZは、フロントフェンダーの車名エンブレムと屋根上の赤色回転灯の有無で、本物と作り分けているのです。なんて芸が細かい!

なおスーパーZは「パート2・第15話 ニューフェイス!! 西部機動軍団」で初登場するも、ベースが3ナンバーの280Zなのに設定ナンバーが「品川59た35-27」、つまり5ナンバーになっていました。そのためシリーズ途中から現実に合わせて「品川33」に変更。偽スーパーZはそのナンバープレートまで模造していたため、ミニカーも「品川33た35-27」をしっかりと再現しています。

西部警察シリーズを集めて、卓上で名場面を再現しよう!

卓上で蘇る名シーンVol.2は、「パート3・第14話 マシンZ・白昼の対決」の日産 シルビアをお送りしました。

物語のキーになるクルマとはいえ、通好みのチョイ役をミニカー化してしまう企画力に感服です(笑)。今後もそんなマニアックなクルマをご紹介していきますので、ご期待ください。

[筆者:遠藤 イヅル/イラスト:遠藤 イヅル/撮影:トミーテック/日産自動車/株式会社石原プロモーション/製作著作:株式会社石原プロモーション/取材協力:トミーテック]

>> クーペとハッチバックの2本立て! 3代目日産 シルビアの画像を見る

昭和の刑事ドラマをこよなく愛する山本シンヤが徹底解説

団長(渡哲也)率いる“大門軍団”の刑事達と、それを見守る木暮課長(石原裕次郎)が、極悪な犯罪に立ち向かう姿を描く伝説のポリスアクションストーリー『西部警察』。そのシリーズ全話が「西部警察40th AnniversaryコンプリートDVD-BOX<ファイナルエディション>」として限定発売された。自動車研究家にして、昭和の刑事ドラマをこよなく愛する山本シンヤが“ファイナルエディション”を徹底解説する!

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筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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