ノート e-POWERからZ、GT-Rまで・・・氷の上でもガンガン ”乗っちゃえニッサン!”[氷上試乗](2/6)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:島村栄二
マルチパフォーマンススーパーカー「GT-R」は氷上でもやっぱりエキサイティング!
まずはやはり4WD。近年はスバルやマツダが熱心にアピールを行なっているが、日産だって負けていない。
そのフラッグシップは、日産を代表するスーパースポーツカー「GT-R」に採用される”独立型トランスアクスル4WD”だ。
前後に荷重を振り分け、各種センサーの情報を元に前後駆動力配分を制御する”アテーサE-TS”との組み合わせとなる。
これまでのモデルも氷上で面白いように走れたが、ビックマイナーチェンジされた2017モデルのGT-Rは、上下ストロークを十分に活かしたサスペンションチューニングとスムーズな変速になった6速DCTにより、より扱いやすくなっている。
もちろん重量級なので無理は禁物だが、フロントタイヤのグリップをシッカリ感じ取りながら走らせれば、ノーズはシッカリとインを向くし、そこからアクセルを踏み込んでいけば迫力ある4輪パワードリフトも楽々可能でコントロール性も非常に高い。
GT-R 2017年モデルを氷上で楽しく走るためのマル秘セッティングを伝授
ちなみに氷上コースを走らせる際のベターなセッティング。
まずセットアップスイッチだが、サスペンションは荷重変化が解りやすい”コンフォートモード”、トランスミッションは過剰なエンジン出力を抑え、エンジンレスポンスも(GT-Rにしては)ゆるやかな”SAVEモード”、そしてVDC(Vehicle Dynamics Control:ビークルダイナミクスコントロール/横滑り防止装置)は”OFF”、もしくは前後のトルク配分を積極的に活かす”Rモード”がお勧め。
まさに、マルチパフォーマンススーパーカーの名の通り、氷上でもGT-Rの”超高性能”を楽しめる、と言うわけだ。
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