日野セレガ、ポスト新長期規制に適合

日野 セレガ

日野自動車は、大型観光バス「日野セレガ」を改良し、ポスト新長期排出ガス規制に適合させ、あわせて燃費性能、安全性能、快適性能など総合的な商品力を大幅に向上させて本日より発売を開始した。

今回、世界最高水準の厳しい規制であるポスト新長期排出ガス規制に対応するにあたり、日野はさらに進化したクリーンディーゼルシステムを開発、「AIR LOOP(エア ループ)」と名づけた。

日野の「AIR LOOP(エア ループ)」はきれいな空気(AIR)の循環(LOOP)を目指し、NOx・PMはもちろんC02排出量すなわち燃費も低減し、ランニングコストを抑えることでお客様の利益向上に貢献するとともに、地球環境への負荷軽減に貢献できるクリーンディーゼルシステム。

新型「日野セレガ」はショートボデー(9m車)を除き、全車型が平成27年度燃費基準を達成している。燃費基準達成車は平成21年度税制改正における自動車重量税および自動車取得税の特例措置(エコカー減税)の対象となり、新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が75%減税される。

新型「日野セレガ」

環境性能の進化

E13C型エンジンを搭載するロングボデー(12m車)では更なるエンジン本体の改良、およびDPRに新たに尿素SCRを組み合わせることにより、NOxを低減しポスト新長期排出ガス規制に適合させた。

・EGRシステムの強化、燃料噴射圧力の更なる高圧化、新型燃焼室の採用などエンジン本体の改良によりNOxの低減と低燃費を両立。

・NOxを除去する高性能尿素SCRの最適制御により、少ない尿素水で大きなNOx低減効果を実現。

・排出ガス処理システムを可能な限りコンパクト化し、重量と設置スペースの増加をミニマムに抑制。

J08E型エンジンを搭載するショートボデー(9m車)では尿素水を必要としない排出ガス処理システム「新DPR」を新開発、尿素フリーでポスト新長期排出ガス規制に適合させた。

・EGRシステムの強化、燃料噴射圧力の更なる高圧化、新型燃焼室の採用などエンジン本体の改良によりNOxの低減と低燃費を両立。

・尿素水タンクや関連デバイスが不要なため、重量や稼動時のお客様の負担をミニマムに抑制。

燃費性能の進化

エンジンの燃焼改善や低回転高トルク化、また種々の省燃費運転支援装置により、一層の低燃費走行を可能にした。ロングボデー(12m車)は全車平成27年度燃費基準を達成している。

・日野エコランがコンピューター制御により、ラフなアクセルワークやアクセルの踏み込み過ぎなどの燃費に不利な運転を自動的に抑制。

・リヤスポイラーの空力特性を改善し高速走行時の燃費を向上。

・メーター内に3.5インチのフルカラ-液晶ディスプレイを設置し、さまざまな情報を表示。このディスプレイに、商用車として世界で初めて、エコドライブを続けることによって成長する「エコツリー※4」を表示するなどドライバーに省燃費運転を動機付け。

※4「エコツリー」は商標登録出願中。

安全性能の進化

衝突被害を軽減するPCS※5(プリクラッシュセーフティ・衝突被害軽減ブレーキシステム)をバスでは日本で初めて標準装備とし、またスキャニングクルーズⅡを全車に標準装備した。

・PCSは、ミリ波レーダーが前方を検知・分析。万一追突の恐れがある場合にブレーキが作動、速度を低下させ被害を軽減。

・スキャニングクルーズⅡは先行車との車間距離を自動的に維持して走行。ドライバーの疲労を軽減し安全運転に貢献。

※5 トヨタ自動車(株)と共同で開発。「PCS」はトヨタ自動車(株)の登録商標。

快適性能の進化

エアコンの制御を改善し除湿能力を強化、特に寒冷期の窓の曇りを抑制。 また、乗降グリップの配置を改善し、お客様が乗り降りされる際の快適性・安全性を向上させた。 キャビネットのレイアウトも改善し、乗務員の方がよりスムーズにお客様へのサービス業務を行えるようにした。

その他

ホイールの取り付け方式にISO標準方式(全輪右ねじ)を採用し点検整備性を向上させた。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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