BMW「i3」新開発のバッテリー搭載で航続距離が大幅延長 ~従来モデルから70%アップ~

BMW i3
BMW i3

ビー・エム・ダブリューは、大幅な航続距離の延長を実現した電気自動車「BMW i3(アイ・スリー)」の新型モデルを、10月1日(土)より販売を開始する。

「BMW i3」は、「大都市における持続可能なモビリティ」を提供するBMWのサブ・ブランド「BMW i」の電気自動車として、2014年4月に発売された。

BMW iの製品やサービスは、専用の設計、開発、企画、生産、販売などにより、持続可能なモビリティを実現するという革命的な手法を採用し、i3は量産車として初めてCFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)をボディの基本骨格に採用し、バッテリーの重量を相殺する徹底的な軽量化を達成した。

さらに、優れたボディ剛性と乗員保護性能を実現するとともに、低重心化により卓越した運動性能に貢献している。

新型「i3」では、大容量バッテリーの搭載による航続距離の延長(JC08モードで従来モデルから70%アップの390kmを実現)、インテリアの一新、ボディカラーの追加で大幅に商品力を向上すると共に、新たな選択肢を提供する。

車両価格は、BMWグループの経営方針である「持続可能なモビリティの実現」と、その実現のための手段である「i3」の更なる普及のため、新開発の大容量バッテリー搭載ながらも、一部の標準装備を見直すことで従来モデルから据え置きの499万円(消費税込)からとした。

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BMW i3
BMW i3/i8

新型「i3」は、エネルギー密度を高めることでバッテリーサイズを変えることなく33kWhの大容量を達成した新開発リチウムイオンバッテリーを搭載する。これにより、室内スペースを損なうことなく、一充電走行距離は従来モデルから70%アップの390km(JC08モード)を実現した。

ドライビング・ダイナミクスについては、最高出力125kW/170ps、最大トルク250Nmを発生する電気モーターが後輪を駆動し、時速100kmまで7.3秒(ヨーロッパ仕様車値)で途切れなく俊敏にゼロ・エミッションで加速する。

また、647ccの発電用エンジンを備えたレンジエクステンダー装備車は、走行中にエンジンが電力を発電し、航続可能距離が更に121km延長され、合計で511kmの走行が可能になった。

エクステリアでは、街中でより個性的な存在感を放つ「プロトニック・ブルー」のボディカラーを新たに採用。プロトニック・ブルーは、これまでプラグインハイブリッスポーツカーの「i8」にのみ設定されていたが、今回新型「i3」のボディカラーに設定された。

また、インテリアを一新し、新たなインテリアデザインパッケージとして、クールで高品質さを主張する「ATELIER(アトリエ)」、モダンでナチュラルな印象を強調する「LODGE(ロッジ)」を追加し、上質かつ高級感あふれる「SUITE(スイート)」とあわせて、それぞれ3つのデザインラインをモデルラインアップに設定した。

BMW i3
BMW i3BMW i3

装備面では、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール」などを含む「ドライビング・アシスト・プラス」に加え、狭いスペースの駐車をサポートする「リア・ビュー・カメラ」や縦列駐車のステアリング操作を自動的に行う「パーキング・アシスト」などを含む「パーキング・サポート・パッケージ」、さらには、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する「LEDヘッドライト」を、LODGEおよびSUITEに標準装備する。

さらに、新型「i3」では、3年間にわたり主要項目のメインテナンスなどを無償提供するメインテナンスパッケージ「BMW iサービス・インクルーシブ」を全車標準装備とし、日々のドライブを安全かつ快適に愉しさ様々な機能とともに、安心をプラスした魅力的なサービスを提供する。

また、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、周辺環境をITネットワークでつなぐ総合テレマティクスサービス「BMWコネクテッド・ドライブ」より、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してコールセンターに接続して救急や消防といった早急な手配ができる「BMW SOSコール」、車両のメインテナンスやバッテリー電圧の低下といった情報を自動的にBMW正規ディーラーに通知する「BMWテレサービス」に加え、eモビリティのために専用開発された「BMW iリモート・サービス」を含む「BMW iコネクテッド・ドライブ・スタンダード」を全車標準装備とする。

「BMW iリモート・サービス」は、公共の充電ステーションで充電する必要がある場合には、現在地周辺で利用可能な充電ステーションが表示されるというもの。スマートフォンを利用して車両を遠隔操作できるサービスのBMW iリモートアプリを使えば、スマートフォンで一部の車両データが確認できるようになり、充電状況の参照やルート計画などが遠隔操作で可能になる。

日本仕様の新型「i3」はCHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電に対応している。急速充電の利用により、約45分で80%まで充電が可能となる。通常使用する自宅や勤務先での普通充電の場合は、約12~13時間で満充電となる。さらに、公共の充電サービスが利用可能になる「ChargeNow(チャージナウ)」を12ヶ月間無料で提供することにより、電気自動車購入への抵抗感や不安を軽減する。

新型「i3」は、電気自動車としてエコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となり、翌年度の自動車税も75%減税となる。さらに、経済産業省が推進する「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象となり、最大36万5000円の補助金の受給が可能である(従来モデルの23万9000円から補助金額がアップ)。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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