オーテック、全国初の「日産 NV350キャラバン・コミュニティバス仕様車」を発売
小型コミュニティバス導入ニーズ増加に対応
日産の関連会社であるオーテックジャパンは、全国で初となる「NV350キャラバン」をベースとした「コミュニティバス仕様車」を発売したと発表した。
近年各地において、交通網が不足している地域の解消を図ることを目的に、また、お年寄りや障がいのある方などの生活交通手段として、コミュニティバスの導入が進められている。中でも、小規模な旅客自動車運送事業の需要増加に伴って、乗車定員15人程度のワンボックスカーを改造した「小型コミュニティバス」のニーズが増加しており、今回それに最も適している車格として「NV350キャラバン」をベースにとした「コミュニティバス仕様車」を発売した。
通常シートレイアウトのバスタイプと、車いすのままでも乗降できるリフタータイプの2仕様を設定
「コミュニティバス仕様車」は、「NV350キャラバン」のワイド幅、スーパーロングボディ、ハイルーフのマイクロバスをベースに、乗降用の電動ステップや手すり、行先表示板、降車ボタン、運賃箱、放送設備などを装備している。通常シートレイアウトのバスタイプと、車いすのままでも乗降できるリフタータイプの2仕様を架装した。
同車両は、通常の量産モデルとは異なり、実際に発注したユーザーの、個別の要望を元に仕様を決定し、日産車体の支援を受けて開発・架装が進められた。
なお初号車は、海老名相中に5台納車され、10月30日から神奈川県大和市の小型コミュニティバスとして運行が開始される。また今年度内に、さらに10台が同市に導入される予定。
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