WTCC アルゼンチン戦、シトロエンレーシングのロペスが母国で連勝を飾る
シトロエンレーシング、開幕来8大会連続で優勝
シトロエンレーシングはアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド(アルゼンチン)で行われた『FIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)』で、レース1、レース2ともに勝利を飾った。
地元の英雄であるホセ‐マリア・ロペスがレース1ではポールポジションから、レース2では10番手スタートからの逆転で優勝を果たし、シトロエンC-Elysée WTCCの揺るぎない速さをアピールした。
レース1は、ポールポジションからスタートしたホセ・マリア・ロペスが危なげない走りで13周のレースをトップで快走し、地元の大声援を受け優勝を飾った。2番手スタートのイヴァン・ミューラーと3番手からスタートしたセバスチャン・ローブは、スタートで出遅れ3番手、4番手に後退。そのポジションのまま13周のレースを終えることとなった。
リバースグリッドで行われるレース2では、ロペスが10番手、ミューラーが9番手、ローブが8番手からのスタート。1周目で7番手となったロペスは、5周目には4番手、6周目には2番手に浮上。そして9周目にはついにトップに立つ。ロペスはそのままトップでチェッカーを受け、レース1に続いて優勝、今季7勝目を飾った。
スタートでジャンプアップできなかったミューラーは7周目に5番手、10周目に4番手、12周目に3番手と上位に進出し、表彰台圏内にポジションを上げ、レース1に続いて3位を獲得した。スタートでやや出遅れたローブはその後ポジションを挽回し、6位フィニッシュとなった。
シトロエンC-Elysée WTCCはレース1、レース2で連勝し、開幕来8大会連続で優勝を飾った。マニュファクチャラーズ選手権は686ポイントとし、2位との差をさらに大きく広げている。ドライバーズ選手権でも1位ロペス310ポイント、2位ミューラー250ポイント、3位ローブ213ポイントと、シトロエンのドライバーが上位を独占している。
選手権ツアーはこの後夏休みに入り、10月には北京戦でいよいよアジアへと上陸、10月25日には鈴鹿ラウンドを迎える。
ドライバーコメント
■ホセ‐マリア・ロペス
「母国であるこのサーキットでの豊富な経験が大きな助けとなりました。レース2は、非常にエキサイティングでした。マシンはどんどん速くなり、首位まで順位を上げることができました。まさに完璧な週末でした」
■イヴァン・ミューラー
「決して諦めるべきではないのですが、今週末は、ホセの方が私より速かったと認めざるを得ません。あとはダメージを最小限に抑え、選手権ポイントで差を少しでも広げられないようにするしかありませんでした」
■セバスチャン・ローブ
「4位と6位は最高の結果ではありませんが、今週末はいい面もたくさんありました。いつもより攻めの姿勢で臨み、優れた戦略でパスをしながら、順位を上げることができました」
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