ブリヂストン、氷上ブレーキ停止距離を11%短縮させたスタッドレスタイヤを発売
ブリヂストンは、スタッドレスタイヤ「BLIZZAK」ブランドの新商品として、氷路面での“滑りにくさ”を向上させたSUV/4×4専用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK DM-V2」を9月1日から順次発売する。発売サイズは31サイズで、価格はオープン価格。
氷路面でタイヤが滑るのは氷そのものが原因ではなく、氷の表面に存在する「水膜」により、タイヤと路面の密着が妨げられてしまうことが原因である。同社の独自技術「発泡ゴム」は、ゴム内部に多数の気泡と太い水の通路を有し、滑りの原因となる「水膜」を取り除くことで、氷上で優れたグリップ力を発揮する。
「BLIZZAK DM-V2」は乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX」で高い評価を得ている「アクティブ発泡ゴム」を採用。「アクティブ発泡ゴム」は、ゴム内部の水の通路の表面を親水性素材でコーティングすることで、水の通路に路面の「水膜」を構成する水分が流れ込みやすくなり、「水膜」を効率的に取り除くことができる。これにより、タイヤが氷路面にしっかりと密着し氷上でのグリップ力を大幅に高めている。
さらに、ブレーキ時などタイヤに強い力がかかる状況でも、踏面部の各ブロックの倒れ込みを抑える技術を搭載することで、主に接地面で発生するブレーキ力を高める。これにより、「BLIZZAK DM-V2」は従来品と比べ、氷上でのブレーキ停止距離11%短縮を実現。また同様のメカニズムにより、通常の濡れた路面でもブレーキ停止距離を5%短縮しており、さまざまな冬道で優れた安全性能を発揮する。
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