BMW、ハイブリッドモデル「アクティブハイブリッド5」発売
BMWは、5シリーズセダンのハイブリッドモデル「BMW ActiveHybrid 5(アクティブハイブリッド・ファイブ)」を、本日より発売開始すると発表した。納車は、2012年4月中旬からが予定されている。
BMW ActiveHybrid 5は、BMW 535iと同じ3リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、バルブトロニック、ダブルVANOS(バノス)、ツインスクロール・ターボ・チャージャーと言ったBMWでは馴染みのある最新技術を採用。
最高出力225kW(306ps)を発揮するエンジンに加え、出力40kW(55ps)の電気モーターを組み合わせたハイブリッド・システムを搭載し、システム・トータルで最高出力250kW(340ps)を発揮する。
燃料消費率は14.6km/L(10・15モード)で、電気モーターを搭載していないBMW 535iセダンと比べ、約15%向上している。また、「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税により自動車取得税および重量税が100%免税され、かつエコカー補助金の対象モデルとなる。また、JC08モード燃料消費率は13.6km/Lとなり、「平成27年度燃費基準+20%」を達成している。
3リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンと8速オートマチックトランスミッションの間に、出力40kW(55PS)の大容量モーターをレイアウトすると共に、高性能なリチウムイオンバッテリーをトランクルーム奥に搭載。
これにより、最大で3~4km(最高時速60km/hまで)のゼロ・エミッション走行が可能。さらに、高速走行においても、アクセル・オフ時や減速時にエンジンの駆動を完全に切り離すことでエンジンを停止し、無駄なガソリン消費やCO2排出をカットしたゼロ・エミッション走行が可能だ。
加速時や追い越し時などには、エンジンの駆動力を電気モーターがアシストする「ブースト機能」により、強力でスムーズな動力性能を発揮するため、燃料消費と排出ガスを低減するだけではなく、ダイナミックな走りも可能とされている。
さらに、高性能リチウムイオンバッテリーを使用した「リモートクライメートコントロール機能」を搭載。エンジン停止中でもエアコンを起動することができ、車外からのリモートコントロールによる操作で、高温になった車室内を、乗車前に快適な温度まで下げることができる。
ActiveHybridモデルとしては初の“右ハンドルモデル”となるActiveHybrid 5の価格は、同じ3.0リッター直列6気筒エンジンを搭載するBMW 535iに対し10万円の価格アップに抑えられた。
価格:
BMW ActiveHybrid 5/8,500,000円
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