ダイハツ ロッキー 実燃費レポート│ライバル不在で1人勝ち状態の小型SUVの実燃費は!?

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:土屋 勇人・小鮒 康一
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今回の燃費テストに持ち出したのは、2019年11月にリリースされた新型車であるダイハツ ロッキー。兄弟車であるトヨタ ライズと共に現在のSUVブームの中にあって、ありそうでなかったSUVテイストの強い5ナンバーサイズのコンパクトカーとして一気に人気車種の仲間入りを果たしている。果たして、新型ロッキーの実燃費や如何に!?

 

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目次[開く][閉じる]
  1. 新型ロッキーとライズ、基本設計は共通
  2. 燃費テスト概要
  3. ダイハツ 新型ロッキーの実燃費は20.23km/L
  4. ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|市街地・街乗り編
  5. ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|郊外路編
  6. ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|高速道路編
  7. ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|総合実燃費編
  8. 試乗ルート

新型ロッキーとライズ、基本設計は共通

新型ロッキーもライズも搭載されるパワートレインは1種類で、直列3気筒の1リッターターボエンジンにCVTの組み合わせ。そして前輪駆動の2WDと4WDがチョイスできるという形になっている。新型ロッキーとライズではフロントマスクが大きく異なるほかグレードによる装備差もあるが、基本設計は共通となるので新型ロッキーだけでなく、新型ライズを検討している方にもぜひ参考にしていただきたい。

なお、今回テストに持ち出したロッキーはGグレードの2WD車で、カタログ燃費はJC08モードで22.8km/L。WLTCモード燃費は18.6km/Lとなっている。

燃費テスト概要

燃費測定は12月10日に行い、天候は晴れ、最高気温は15度に満たない中でのテストとなった。朝10時ごろに青山にあるMOTA編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行し、16時ごろに再びMOTA編集部へ戻るルートを選択した。燃費の数値は区間燃費については車両に備わる燃費計を使用し、トータルはそこから計算したものを掲載した。エアコンは24度設定のフルオート、全行程をDレンジで走行し、アダプティブクルーズコントロールは未使用としている。

ダイハツ/ロッキー
ダイハツ ロッキーカタログを見る
新車価格:
170.5万円242.2万円
中古価格:
83万円265.8万円
トヨタ/ライズ
トヨタ ライズカタログを見る
新車価格:
167.9万円228.2万円
中古価格:
166.9万円343.2万円

ダイハツ 新型ロッキーの実燃費は20.23km/L

新型ロッキー 実燃費(WLTCモード) カタログ燃費(WLTCモード)
総合20.23km/L 18.6km/L
市街地17.1km/L 14.4km/L
郊外路20.9km/L 20.2km/L
高速道路22.8km/L20.1km/L

テストではトータルで160.7mを走行し、全行程を走り切ったトータルの燃費は20.23km/Lとなった。新型ロッキーのカタログ燃費はJC08モード燃費で22.8km/L、WLTCモード燃費で18.6km/Lとなっているため、WLTCモード燃費以上、JC08モード燃費未満という結果になった。

JC08モードには届かなかったものの、見た目の印象から考えればかなり低燃費と言えるのではないだろうか。それではここからは新型ロッキーの走行シーン別の燃費や走りっぷりなどをお伝えしていこう。

ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|市街地・街乗り編

新型ロッキー 市街地・街乗りでの実燃費:17.1km/L

SUVとはいえ、一般のユーザーが一番走行するのは市街地だろう。デザインの妙で立派に見えるロッキーではあるが、ボディサイズは5ナンバーサイズに収まっており、見切りの良さと着座位置の高さも相まって運転に不安のあるユーザーにとっても扱いやすい車両と言えそうだ。

市街地走行で効果を発揮するアイドリングストップは、ダイハツお得意の停止前に先行してエンジンが停止するタイプ。それ自体は問題ないのだが、停止後にブレーキを踏んでいる力が少し変化しただけですぐにエンジンが始動してしまうのだ。以前燃費テストを実施した同社のタントではそこまで過敏ではなかったので、個体差だったのかもしれないが、やや気になる部分であった。

そんなことを感じながら走行した市街地では、53.2kmを走行して17.1km/Lという燃費をマークした。WLTC市街地モード燃費は14.4km/Lなので良好な数値と言えるが、アイドリングストップをしっかり使えればもう少し燃費が伸びていただろう。

ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|郊外路編

新型ロッキー 郊外路での実燃費:20.9km/L

郊外路は若干のワインディング風なコースもあり、17インチに1リッターターボの組み合わせではやや苦しいところもあるかと思っていた。しかし、実際に走行してみるとパワー的に物足りなさを感じることはなく、車格からすれば大径となる17インチのタイヤホイールもほとんどネガな部分は見受けられなかった。ただ、以前乗った16インチ仕様の方が乗り心地的にはさらに良好だったことを付け加えておこう。

この郊外路での燃費は29.1kmを走行し、20.9km/Lを記録。WLTC郊外モード燃費は20.2km/Lなので、おおよそカタログ値通りの燃費といったところである。

ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|高速道路編

新型ロッキー 郊外路での実燃費:22.8km/L

最後は高速道路を通るルートを振り返る。今回は芝公園出入り口から首都高に乗り、東京湾アクアラインを経由して圏央道の茂原長南インターで下りるルートを走行し、走行距離は78.4km。燃費は22.8km/Lとなり、WLTC高速道路モード燃費の20.1km/Lを超える結果となった。

高速道路の走行でも1リッターターボエンジンは必要十分のパワー感があり、なんならもう少し高い速度域での巡行も苦にしなそうな余裕すら感じられた。また直進安定性も特筆すべきものがあり、これがDNGAプラットフォームを採用した結果なのかと感動を覚えるレベルであった。

ダイハツ 新型ロッキー実燃費レポート|総合実燃費編

今回のロッキーの燃費テストは、街乗り・郊外路・高速道路と合わせて160.7kmを走り、総合実燃費は20.23km/Lであった。WLTCモード燃費の18.6km/Lを超える数値はハイブリッド機構などを持たない1リッターターボエンジンを搭載するモデルとしては良好な数値と言って差し支えないだろう。

SUVらしいスタイリッシュなフォルムや5ナンバーサイズにもかかわらず広い室内空間など、人気となる要素を兼ね備えていながら170万円台から購入できるという価格帯であることを考えれば売れないわけがない。現にライズは登場から1か月で月販目標の8倍となる約32000台もの受注となっている。

一部では排気量と価格帯が近いスズキ クロスビーがライバルと目されることもあるが、個人的にはロッキー/ライズを検討する層とクロスビーを検討する層はそもそもバッティングしないように思える。そういった意味でもしばらくはライバル不在で1人勝ち、という状態が続くのではないだろうか。正直そのくらい高いポテンシャルを持ったクルマに仕上がっていたのである。

[筆者:小鮒 康一/撮影:土屋 勇人・小鮒 康一]

試乗ルート

ルート1「市街地」

千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、MOTA編集部に戻るルート。スムースに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。 平均時速は15~20キロ程度と遅い。道のりは約55km。

ルート2「郊外路」

茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。 道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。

ルート3「高速道路」

首都高速都心環状線芝公園ランプから首都高湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから最近開通した圏央道の茂原長南インターに向かうというルート。 道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約70km。

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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