トヨタ カローラスポーツ 実燃費レポート|1.2リッターターボ 6速MTの実力を試す(3/6)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:和田 清志・永田 恵一
カローラスポーツ 実燃費レポート|郊外路編
■カローラスポーツ 郊外路での実燃費:15.2km/L
郊外路実燃費 | カタログ燃費 WLTCモード | |
---|---|---|
カローラスポーツ 1.2ターボ | 15.2km/L | 16.0km/L(WLTCモード) |
MAZDA3 セダン 2.0 | 13.9km/L | 16.0km/L(WLTCモード) |
カローラスポーツ 1.2ターボMTは、郊外路で15.2km/Lという、車格などを考えると及第点といえる燃費を記録した。
カローラスポーツ 1.2ターボMTは、18インチのスポーツタイヤを履く最上級グレードだったのと、1.2ターボエンジンが公道を常識的な範囲で楽しむには適度なパワーなのもあり、運転してなかなか楽しいクルマに仕上がっていた。
万人がラクラク運転できるクルマ
まずハンドリングは、特に気を使わずにイージーに乗れるという印象だ。その中に強いボディに太いショックアブソーバーが組み合わされ、足腰がシッカリとしている。
そのためカローラスポーツに「カローラは趣味性の薄い無難なクルマ」というイメージで乗ると、目が覚めるように感じる方も多いのではないだろうか。
ハンドリング、乗り心地ともに好印象! おすすめオプションも
乗り心地は、路面の凹凸の大きさなどによっては硬さや「もう少しリアの上下動が減れば」と感じた。全体的にはサスペンションがしなやかに動いており、ハンドリングと同様に強いボディと太いダンパーが衝撃をシッカリと受け止めているという印象だ。またテスト車が18インチかつ40扁平というゴム部分が薄いタイヤを履いているということを考えれば、十分なレベルだろう。
また最上級グレードのG“Z”には四輪のショックアブソーバーを独立制御するAVS(電子制御ダンパー)が10万8000円でオプション設定され、装着車はハンドリング、乗り心地ともに、好印象だった。購入後にサスペンションに手を加える予定がない人であれば装着を検討するといいだろう。
なお16インチタイヤを履く標準的なカローラスポーツと言えるGグレードは「強靭なボディとサスペンション」という印象こそ薄れるものの、気を使わずに乗れるというカローラらしさが強まる。このあたりは好みや予算に応じて選ぶといいだろう。
>>カローラスポーツ 実燃費レポート|高速道路編[次ページへ続く]
この記事にコメントする