三菱 新型eK X(クロス) ・eKワゴン 試乗│質感、安全性能、走行性能などあらゆる面で軽自動車の枠に収まらない「本気の小型車」(1/3)

ハイトワゴンは軽自動車市場の重要な戦略車種

2019年3月28日、三菱自動車の軽ハイトワゴンである新型「ekワゴン」および「ek X(クロス)」が登場した。軽ハイトワゴンは軽自動車の総需要で32%を占める(三菱自動車調べ)ジャンルで、販売される新車の約4割が軽自動車という現在においては、たいへん重要な戦略車種となることは言うまでもない。そのため、結論から言うと、激戦区であるこのクラスで販売されるだけに、充実した内容のクルマに仕上がっていた。

三菱は2001年から軽自動車市場に「ekワゴン」を投入しており、2006年のフルモデルチェンジではセミトールスタイルに変化。日産版の「オッティ」も登場した。そして2013年登場の3代目ではハイトワゴン市場に進出。3代目ekシリーズは、三菱と日産の合弁会社「NMKV((Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)による初の新型車で、日産では「デイズ」としても販売された。4代目となる新型ekシリーズも、3代目同様日産 デイズの兄弟車となる。

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大胆にもカスタム系を廃止! SUVテイストの「ek X(クロス)」に注目

今回のekシリーズで注目されるのは、やはり三菱のアイデンティティである「ダイナミックシールド」デザインを採用した「ek X」だろう。これまでekシリーズは、初代と2代目には「スポーツ」、3代目には「カスタム」というスタイリッシュ&スポーティグレードが用意されてきたが、今回は大胆にもスポーティ系をやめ、アウトランダーやデリカD:5、エクリプスクロスなどのSUVラインナップを持つ三菱らしく、「SUVテイスト」という方向に舵を切った。ekシリーズのSUVモデルとしては、初代にあった「ekアクティブ」以来である。

エクステリアは一度見たら忘れられないほどのインパクトだ。斜めに切れ上がったLEDポジションランプ、縦型のマルチLEDヘッドライトによってまさに“ミニデリカD:5”の趣き。アクティブかつ機能的で存在感あるフロントフェイスやリアスタイルを得たことにより、SUVとしてのタフさを表現しているという。

ekワゴンに比べると最低地上高も上がっているのかと思いきや、なんとホイールアーチに黒フィルムを貼り、サイドガーニッシュをマットブラックに変えたのみ。つまり、車高は一切変わっていないのだ。これにはいい意味で「トリック」に引っかかった。まさにデザインチームの勝利だ。

なお、ekシリーズには「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」やABS、滑りやすい道での発進をサポートする「グリップコントロール」を備えた4WDモデルもカタログに載る。

ボディカラーやスタイリングを重視した新型ekワゴン

新型ekシリーズでは、2018年現在における軽自動車購入重視ポイントの「車体色」「スタイル・外観」を重視するユーザー傾向に合わせて開発された。三菱によると、2008年における同ポイントでは車体色は4位、スタイル・外観は8位だったという。

また、デザイン面では、大胆なデザインのek Xに話題がいきがちなのだが、ノーマルモデルたるekワゴンも、表情豊かで立体的なフロントマスクを持つ。ek Xとの共用部位が多いのに別のクルマに見せること、さらにはフェイスを変えたのみの兄弟車・デイズとの区別化にも成功している。

さらに、新型ekシリーズはボディカラーも豊富で、ekワゴンは7色、ek Xではモノトーンが6色+屋根を塗り分けた2トーン色が5色の計11色で展開される。このほかekシリーズ全体のデザインへのこだわりは数知れないが、デザインやボディカラーに関しては別の記事でしっかりご紹介したいと思う。お楽しみに。

>>>乗りやすさを向上させた新型パワートレーン【次ページ】

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。 [遠藤イヅルFacebookページ] http://www.facebook.com/endoizuru記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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