【全117枚】三菱 新型パジェロを写真でイッキ見! 気になる内装・外観デザインをチェック
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:三菱自動車
三菱自動車が、クロスカントリーSUV「パジェロ」をフルモデルチェンジし、世界初披露しました。1982年の誕生から4代を重ね、日本での生産終了から7年。新世代のフラッグシップモデルとして復活を果たします。
この記事では、2種類のフロントグリルや3列7名の室内、歴代の記憶を宿すディテールなどを写真で詳しくご紹介します。
記事本文では厳選した32枚、フォトギャラリーでは全117枚の写真を公開しています。気になるカットから、ぜひご覧ください。
三菱 新型パジェロをサクッと解説
三菱自動車が新型パジェロを世界初披露しました。
1982年に本格的な悪路走破性と乗用車並みの快適性を融合させたクロスカントリー4WD車として誕生し、初代から4代目までの累計生産台数は329万台超。170以上の国と地域で親しまれてきたモデルが、5代目へと生まれ変わります。
新型が掲げるのは、初代から受け継ぐ悪路走破性・信頼性と快適性・扱いやすさに、フラッグシップにふさわしい上質さを加えるという考え方。
デザインコンセプトは「グランドカリスマ-泰然自若-」です。
2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに、日本、オーストラリアへ投入される計画で、次年度以降はアセアン、中南米、中東など世界約100カ国へ順次展開していく予定となります。
特徴1:水平基調のスクエアなプロポーションに、初代由来のCピラーやリアのヘキサゴンモチーフを配置
特徴2:2.4Lクリーンディーゼルと新開発の8速AT(8速スポーツモードAT)に、S-AWCとスーパーセレクト4WD-IIを組み合わせた4WD
特徴3:3列7名のパッケージングと、2枚の14.3インチディスプレイ(一部仕様では12.3インチ)で構成するモノリスディスプレイ
走りを支えるのは、走る・曲がる・止まるをシームレスにコントロールする車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」。
4WDシステムには「2H」「4H」「4HLc」「4LLc」の4モードを選べる「スーパーセレクト4WD-II(SS4-II)」を搭載しています。S-AWCが走行状態全体を統合制御する頭脳であるのに対し、SS4-IIは駆動状態を切り替えるトランスファーの役割を担う仕組みで、その土台となるのが高剛性のラダーフレームです。
高張力鋼板の採用拡大やフレーム断面積の拡大により、軽量化を図りながらねじり剛性と曲げ剛性を大幅に向上。
サスペンションは前後とも専用開発で、フロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリングを採用しました。
リアには新開発の5リンク式リジッドコイルスプリングを組み合わせ、高い悪路走破性とフラットな乗り心地の両立を狙います。
開発では「悪路快適性」を重要な指標に設定し、荒れた路面でも乗員が快適に過ごせることを目標としたそうです。
ブレーキは18インチの大径ローターと電動ブースターを採用し、安心感の高いブレーキフィールとしています。
前後の重量配分は52:48。高剛性のラダーフレームやストローク量の多いサスペンションと合わせ、卓越した悪路走破性を支える要素とされています。
静粛性への配慮も見どころで、フロントガラスに加えて前後のドアガラスにも遮音ガラスを採用。ボディ各部の遮音対策と合わせ、風切り音やエンジン音の侵入を抑えています。
なお、日本では2026年10月1日より予約受注を開始する予定で、発売は年内が見込まれています(投入計画は2026年度)。グレード構成と価格は、いずれも現時点で未公表です。
公表されている主要諸元は以下のとおりです。
▼三菱 新型パジェロの主なスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD(スーパーセレクト4WD-II) |
| 乗車定員 | 7名 |
| 全長×全幅×全高 | 4920×1925×1910mm |
| ホイールベース | 2870mm |
| トレッド(前/後) | 1630/1630mm |
| 室内(長×幅×高) | 2775×1575×1235mm |
| 最低地上高 | 230mm |
| 最小回転半径 | 5.8m |
| アプローチアングル | 30.4度 |
| デパーチャーアングル | 25.8度 |
| ランプブレークオーバーアングル | 22.6度 |
| 車両重量 | 2460kg |
| エンジン | 2.4Lクリーンディーゼル |
| 総排気量 | 2439cc |
| 最高出力 | 150kW/3500rpm |
| 最大トルク | 480N・m/1750〜2500rpm |
| トランスミッション | 8速スポーツモードAT |
| タイヤ | 255/55R20 |
ここからは、外観と内装を写真で順に見ていきましょう。
三菱 新型パジェロの外観デザイン
外観(エクステリア)のテーマは、歴代が築いたヘリテージの継承と、新世代にふさわしい独創的な進化の両立。初代から受け継ぐ水平基調でスクエアな塊感をベースに、立体感あふれるボディへと仕立てられています。
フロントフェイス
正面から見ると、厚みのあるボンネットと大きく張り出したフェンダーが目に入ります。三菱自動車によれば、このフロントフェイスは日本の剣道に通じる内面の強さを表現したもの。
アンダーガードを思わせるバンパー下部の造形も、クロスカントリーSUVらしさを強めています。
特徴的なのが、縦に伸びるT字型のヘッドランプ。グリル上端から水平に走るバーとつながり、正面から見たときに一本の線でつながったように見えます。
新型パジェロのフロントグリルには2つのタイプが設定されており、こちらは日本のものづくりの精巧さを表現したという横桟タイプです。
斜めから見ると、フェンダーの張り出しとボディ側面の厚みがよくわかります。ボンネット中央の膨らみも、正面からは見えない立体感を生んでいます。
もう1つのグリルが、無駄のない機能美や高強度をイメージさせるハニカムタイプ。六角形を並べた立体的なパターンで、横桟タイプとはかなり印象が変わります。
サイド&ホイール
真横から見ると、全長4920mm、全高1910mmのボディが徹底して水平基調でまとめられていることがわかります。
ルーフからサイドウインドウ下端まで、ほぼ水平のラインが前後に貫く構成。前後のオーバーハングを切り詰めた立ち姿も、悪路走破性を意識したプロポーションです。
サイドで注目したいのがCピラーです。初代パジェロのロールバーから着想を得たデザインで、縦のガーニッシュとルーバー状の造形で構成されています。
ブラックアウトされたピラーと組み合わさり、ルーフが浮いて見える効果も生んでいる部分です。
足元には20インチのアルミホイールを装着。タイヤサイズは255/55R20で、最低地上高は230mmが確保されています。
リアビュー
真後ろから見ると、リアゲートからバンパーにかけて角張った面が積み重なる構成が目を引きます。
歴代モデルの背面タイヤを想起させるヘキサゴンデザインモチーフを取り入れており、スペアタイヤを背負っていた時代の記憶をデザインで受け継ぐ狙いがあります。
公開された写真で見る限り、テールランプ間を横切るように水平のラインが伸び、リアでも水平基調が強調されています。
テールランプは縦に伸びるブロック状のグラフィック。点灯するとスリット状のラインが浮かび上がり、フロントのT字型ヘッドランプと呼応する見え方になります。
悪路で下り坂を降りる場面では、リア下端の切り上がった形状がよくわかります。
デパーチャーアングルは25.8度(20インチタイヤ装着車)。リアバンパー下部を絞り込むことで、後端を擦りにくくしています。
ボディカラー
現在発表されているテーマカラーは2色。なお、グローバルではブラックルーフ仕様を含む全8色のボディカラーが設定されています。
ファントムブルーメタリックは、ソリッド調のグレイッシュブルーをベースに、光の当たり方によってゴールドのハイライトが浮かび上がる仕上げです。
塊感のある重厚な金属を彷彿とさせるアーマーカッパーメタリックとは対照的に、先進性や精緻さを象徴する色として設定されました。
前後を並べると、水平基調がフロントからリアまで一貫していることがよくわかります。日常からアウトドアまであらゆるシーンに調和するモダンなカラーリングです。
三菱 新型パジェロの内装デザイン
内装(インテリア)も、初代から受け継ぐ水平基調のインストルメントパネルがポイント。機能性と上質な室内空間の両立を狙い、素材の手触りまで作り込まれています。
インパネ・コクピット
運転席に座ると、視界いっぱいに水平に広がるインパネが目に入ります。
中央に配置されるのは、2枚の14.3インチディスプレイで構成するモノリスディスプレイ(一部仕様では12.3インチを設定)。インパネ上面からドアトリムまでキャメルの面が連続し、囲まれ感よりも広がりを感じさせる設計です。
メーターは、歴代パジェロを象徴する3連メーターを現代的に再現したマルチメーター。GPSやジャイロセンサー、車速、加速度などの情報を活用し、走行状況を表示します。
マルチメーターには高度計や方位計、温度計に加え、車体の前後左右の傾きやAYC(アクティブヨーコントロール)の制御量も表示。オフロードでの状況把握を助けます。
メーターの背景は時間の経過に合わせてリアルタイムに変化し、全16種類のビジュアルが切り替わります。
また、路面や走り方に合わせて選べるドライブモードは「NORMAL」「ECO」「GRAVEL」「SNOW」「MUD」「SAND」「ROCK」の7種類。モードごとに専用の演出やオープニングムービーが設定されました。
センターコンソールに置かれるのが、DRIVE MODEと刻まれたダイヤル式のセレクター。「NORMAL」から「ROCK」まで、路面状況に応じた7種類のドライブモードを、手元のダイヤル操作で切り替えられます。
これとは別に、スーパーセレクト4WD-IIの「2H」「4H」「4HLc」「4LLc」という4つの駆動モードも選択可能。走行制御と駆動状態をそれぞれ最適な組み合わせに整えられるのが、新型パジェロの強みです。
インパネで見どころなのが、面全体を覆うソフトマテリアル。日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法が施され、面と面の継ぎ目が立体的に処理されています。
助手席前にはPAJEROのロゴが型押しされ、グリップを兼ねた金属調のパーツが機能と装飾を兼ねる配置。
ドアトリムにも同じ素材と縫製が展開されます。
アームレストからスイッチパネルまでキャメルで覆われ、下部のブラックとのコントラストが室内の水平基調を強調。ステッチの目も細かく、見た目だけでなく肘を置いたときの感触まで意識されている部分です。
シート・室内空間
室内は3列7名乗車が可能。空間設計とシート配置を最適化し、全席でゆとりある居住空間を確保しています。
運転席は着座位置を高く設定してアイポイントを向上させ、車両感覚をつかみやすくしました。
フロントシートはキャメルとブラックの2トーンで構成されます。
座面と背もたれの中央にはパンチング加工が施され、シート全体から自然な涼しさを感じられるシートベンチレーションが備わります。
サイドサポートを厚めに取りながら、乗降時に邪魔にならない形状にまとめられています。
2列目シートは150mmのロングスライドとタンブル機構を備え、乗降性と使い勝手を高めています。
3列目は2名分。大人が着座した際も余裕あるヘッドクリアランスを確保し、つま先がシート下に収まるよう足元のレイアウトも工夫されました。
横には小窓が設けられ、いちばん後ろの席でも閉塞感を抑える配慮がなされています。
快適・先進装備
空調は3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンです。
2列目にも専用の操作パネルが用意され、PAJEROのロゴが入ったパネルに温度と風量が表示されます。
オーディオはヤマハと共同開発した「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」。
計12個のスピーカーとデュアルアンプを搭載し、車速に応じて音量や音質を自動調整するサウンド補正機能でロードノイズの影響を抑えます。
先進装備で目を引くのが「3Dマルチアラウンドモニター」です。
4つのカメラ映像と車両の3Dモデルを組み合わせ、毎秒約30枚の映像をもとに周辺環境をリアルタイムで表示します。
車庫入れや狭い道での取り回しはもちろん、オフロード走行時にも周囲を確認できる安心装備です。
悪路では、車両の前方や下部を映し出す「フロントアンダーフロアビュー」も活躍します。急勾配や岩場など、ドライバーから見えない路面状況を映像で確認できる装備で、4WDモードで4HLcまたは4LLcを選ぶと自動で起動します。
安全装備では、三菱自動車として初採用となるSRSセンターエアバッグを含む8つのエアバッグを装備。予防安全技術では緊急時車線維持支援機能を初採用し、運転支援技術としては高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」を搭載します。
コネクテッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」にも対応し、スマートフォンからのエアコン操作や車両状態の確認、緊急時にオペレーションセンターへつながるSOSコールなどが利用できます。
センターコンソール周辺には、USBポートやエンジンスタートスイッチが集約されます。すべてをタッチパネルに寄せず、使用頻度の高いものは指先で探せるようにした構成です。
荷室空間
3列目を格納すれば奥行きのある荷室が現れ、2列目も倒せばさらにフラットに広がります。床面はほぼ段差なくつながり、長尺物も積みやすい形状です。
テールゲート開口部も直立に近く、大きな荷物を持ち上げる高さを抑えています。
まとめ
新型パジェロは、悪路走破性と快適性という歴代からの二本柱に、上質さを加えた1台。デザインの随所に初代からのモチーフを取り入れながら、T字型ヘッドランプやモノリスディスプレイで新世代らしさを打ち出しています。
ラダーフレームとスーパーセレクト4WD-IIという構成を選んだ点にも、三菱自動車の姿勢が表れているといえるでしょう。
3列7名乗車が可能なシートレイアウトや3ゾーン独立エアコン、ヤマハ製オーディオという組み合わせから、家族で長距離を移動する使い方に向いています。
一方で最低地上高230mm、路面に応じて選べる7つのドライブモード、3Dマルチアラウンドモニターといった装備は、本格的なオフロード走行を想定したもの。街乗りから悪路まで、1台で幅広くこなしたい人に向くクルマといえます。
日本では10月1日から予約受注が始まり、発売は年内が見込まれています(投入計画は2026年度)。気になる価格とグレード構成は現時点でいずれも未公表で、続報を待つ段階ですが、まずは写真でそのデザインと質感を確かめてみてください。
記事下のフォトギャラリーでは、今回紹介しきれなかったディテールを含む全117枚の写真を公開しています。ボディカラーごとの見え方や、シートアレンジのバリエーションも合わせてチェックできます。ぜひご自身の目でじっくりチェックしてみてください!
ディーラーへ行く前に! 愛車がいくらで売れるか確認
新型パジェロはフラッグシップモデルという位置付けだけに、価格も相応に高くなることが予想されます。
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