ヴェルファイアのリセール最強グレード「Z Premier ターボガソリン車」は3年落ちでも新車超え|損をしない選び方を査定実績から解説
- 筆者: MOTA編集部
トヨタ ヴェルファイアは高額なクルマであるため、将来的にいくらで売れるのかというリセールバリューは多くの人が気になる部分です。そして、グレードとパワーユニットのどれを選ぶと損をしないのかも、把握しておきたいでしょう。
そこでこの記事では、月間申込数10万件(2026年8月実績)の実績を持つ「MOTA車買取」の独自データから、ヴェルファイアのリセール率と平均査定額をグレード・パワーユニット・駆動方式・ボディカラーに分解しました。
先代30系を売って40系に乗り換えたい方に向けて、年式ごとの売却額の目安もまとめています。
ヴェルファイアの1〜3年落ちのリセール率と平均査定額
トヨタ ヴェルファイアは2023年6月21日にフルモデルチェンジし、現行の40系となってから3年が経過しました。納期も以前より安定しており、購入が視野に入ってきた方も多いはず。
そんなヴェルファイアのリセールバリューが気になる方に向け、新車価格に対して売却時にいくら戻ってくるかを示す「リセール率」を、「MOTA車買取」の査定実績データから集計しています。ここでは、1年落ちから3年落ちまでのリセール率と平均査定額を年式ごとにまとめました。
調査概要
40系と先代30系のヴェルファイアについて、集計した条件は次のとおりです。
| 調査項目 | 内容 |
|---|---|
対象車種 | トヨタ ヴェルファイア(40系・先代30系) |
条件 | 修復歴なし。走行距離は査定時の区分値で、年式ごとに上限を設定 |
集計期間 | 査定日2025年9月1日〜2026年8月31日(12か月) |
集計時点 | 2026年9月 |
ソース | |
リセール率の定義 | 査定価格 ÷ 新車価格(税込)× 100 |
リセール率の算出方法 | 各車両の年式に対応した正確な新車価格(車両本体価格)と実際の査定額をもとに、1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載。新車価格にメーカーオプション・ディーラーオプションは含まない |
除外した個体 | 集計単位ごとに四分位範囲の1.5倍を超える外れ値。型式とグレード名でパワーユニットや駆動方式の判定が食い違う行(40系の0.9%) |
1〜3年落ちのリセール率と平均査定額の一覧
| 1〜3年落ち | リセール率 | 平均査定額 |
|---|---|---|
1年落ち2025年式・1万km以内 | 109.55% | 756.7万円 |
2年落ち2024年式・2万km以内 | 100.30% | 687.2万円 |
3年落ち2023年式・3万km以内 | 96.56% | 664.8万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:40系/1年落ち・2年落ち・3年落ちは年式と走行距離の上限が異なる別々の集計で、1台のクルマの推移ではありません/1年落ち・2年落ち・3年落ちでグレードの構成比が異なります(「Z Premier(ターボガソリン車・2WD)」が占める割合は1年落ち62.0%、2年落ち33.6%、3年落ち30.7%)/各年式に複数のグレードが含まれるため、平均新車価格は掲載していません
40系ヴェルファイアのリセール率は1年落ちで109.55%、3年落ちでも96.56%
2年落ちの時点でもリセール率は100.30%で、新車価格を上回っていました。3年落ちでも、新車価格から失うのは3.44%です。
ただしこの数値は、ターボガソリン車からプラグインハイブリッド車までを合わせた平均です。
つまりヴェルファイアは平均で見れば3年で乗り換えても新車価格のほぼ全額が戻りますが、その水準はグレードの選び方で決まります。リセールを重視して購入を考えている場合は、グレードごとの数値まで確かめましょう。
ヴェルファイアのグレード・パワーユニット別リセール率
40系で選べるグレードは「Z Premier(Zプレミア)」と最上級の「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」の2種類、パワーユニットはターボガソリン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車の3種類です。
このうちターボガソリン車はヴェルファイア専用で、プラグインハイブリッド車は2025年1月31日に追加されました。
ここでは、パワーユニット別と、グレードとパワーユニットを組み合わせた場合のリセール率と平均査定額をそれぞれ集計・分析しました。
ヴェルファイアのパワーユニット別リセール率
| 1〜3年落ち | ターボガソリン車 | ハイブリッド車 |
|---|---|---|
1年落ち2025年式・1万km以内 | 114.70%(769.8万円) | 99.23%(719.9万円) |
2年落ち2024年式・2万km以内 | 111.24%(731.6万円) | 93.89%(663.1万円) |
3年落ち2023年式・3万km以内 | 107.16%(707.3万円) | 89.22%(635.5万円) |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:40系/グレードと駆動方式は問わず、パワーユニットだけで分けています/各セルはリセール率と、括弧内に平均査定額/リセール率は個体ごとに平均査定額÷新車価格で算出した値の平均で、四分位範囲の1.5倍を超える外れ値を除外しています/型式とグレード名でパワーユニットや駆動方式の判定が食い違う行(40系全体の0.9%)は除外しています/1年落ち・2年落ち・3年落ちは年式と走行距離の上限が異なる別々の集計で、1台のクルマの推移ではありません/ターボガソリン車は「Z Premier」のみの設定です/プラグインハイブリッド車は2025年1月31日に追加されたため、2年落ち以降が存在しません
ターボガソリン車のリセール率は、1年落ちで114.70%、3年落ちでも107.16%と新車価格を上回っています。ハイブリッド車は1年落ちで99.23%です。
新車価格の差は35万円ですが、リセール率の差は1年落ちで15.47ポイント、3年落ちで17.94ポイントあります。
つまり売る時期を問わず、ヴェルファイアはターボガソリン車を選ぶほうが手元に残る金額は大きくなります。
リセール率を特に重視する方で、数年で乗り換える予定なら、まずターボガソリン車から検討しましょう。
グレード・パワーユニット別のリセール率・平均査定額一覧
| グレード | リセール率 | 平均査定額 |
|---|---|---|
Z Premier(ターボガソリン車) | 112.13% | 746.9万円 |
Z Premier(ハイブリッド車) | 93.67% | 655.9万円 |
Executive Lounge(ハイブリッド車) | 88.42% | 783.5万円 |
Executive Lounge(プラグインハイブリッド車)※ | 81.08% | 879.7万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:40系の2023〜2025年式・走行3万km以内/駆動方式は問わず統合しています/年式の構成は2025年式47.3%、2024年式40.6%、2023年式12.1%で、1年落ちと2年落ちが大半を占めます/新車価格(車両本体価格)は Z Premier(ターボガソリン車)655.0〜689.8万円、Z Premier(ハイブリッド車)690.0〜727.0万円、Executive Lounge(ハイブリッド車)870.0〜902.0万円、Executive Lounge(プラグインハイブリッド車)1085.0万円/リセール率は個体ごとに平均査定額÷新車価格で算出した値の平均で、四分位範囲の1.5倍を超える外れ値を除外しています/型式とグレード名でパワーユニットや駆動方式の判定が食い違う行(40系全体の0.9%)は除外しています/4WDまたはE-Fourの比率はグレードごとに異なります(Z Premier(ターボガソリン車)11.4%、Z Premier(ハイブリッド車)24.2%、Executive Lounge(ハイブリッド車)54.5%)/※は集計台数が少ない参考値です
40系ヴェルファイアのグレードとパワーユニットを組み合わせると、最もリセール率が高いのは「Z Premier(ターボガソリン車)」の112.13%でした。最上級の「Executive Lounge(ハイブリッド車)」は88.42%です。
つまり、リセール率を重視する方には、「Z Premier(ターボガソリン車)」がおすすめです。
ただし、燃料はハイブリッド車のほうが有利です。ターボガソリン車は無鉛プレミアムガソリン、ハイブリッド車は無鉛レギュラーガソリンで、カタログ燃費にも差があります。
この記事はリセール率と平均査定額だけを集計しているので、保有期間中の燃料代は含めていません。年間の走行距離が長い方は、燃料代の差も含めた総額で判断しましょう。
ヴェルファイアを購入する前にやっておきたいこと
ヴェルファイアの購入が決まったら、次に決まるのは予算です。頭金はいま乗っているクルマを売った資金で用意する方が多く、その金額が決まらないとローンの組み方も定まりません。
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ディーラーで見積もりをもらう前に、いま乗っているクルマの値段を確かめておきましょう。
ヴェルファイアの駆動方式別リセール率
40系ヴェルファイアの「Z Premier」は、ターボガソリン車が2WDと4WD、ハイブリッド車が2WDとE-Fourから選べます。ここでは、駆動方式別のリセール率と平均査定額をそれぞれ集計・分析しました。
ヴェルファイアのターボガソリン車は、4WDに上乗せした19万8000円が査定額では戻らない
ターボガソリン車の「Z Premier」を駆動方式で比べると、1年落ちのリセール率は2WDが115.26%、4WDが106.47%で、どちらも新車超えでした。
| 1〜3年落ち | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
1年落ち2025年式・1万km以内 | 115.26%(772.2万円) | 106.47%(734.4万円) |
2年落ち2024年式・2万km以内 | 111.96%(733.3万円) | 106.26%(717.0万円) |
3年落ち2023年式・3万km以内 | 108.62%(711.4万円) | 103.10%(695.7万円) |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:40系の「Z Premier(ターボガソリン車)」/新車価格(車両本体価格)は 2WD 655.0〜670.0万円、4WD 674.8〜689.8万円/各セルはリセール率と、括弧内に平均査定額/1年落ち・2年落ち・3年落ちは年式と走行距離の上限が異なる別々の集計です
4WDの新車価格は2WDより19万8000円高いにもかかわらず、1年落ちの平均査定額は37万8000円低い水準でした。
つまり、ターボガソリン車で雪道や悪路を走る予定がなければ、2WDを選ぶほうが手元に残る金額は大きくなります。
ヴェルファイアのハイブリッド車は、E-Fourの上乗せ22万円に対し査定額の差が5万〜8万円
ハイブリッド車の「Z Premier」を駆動方式で比べると、1年落ちのリセール率は2WDが100.76%、E-Fourが98.70%でした。
| 1〜3年落ち | 2WD | E-Four |
|---|---|---|
1年落ち2025年式・1万km以内 | 100.76%(710.4万円) | 98.70%(717.5万円) |
2年落ち2024年式・2万km以内 | 94.65%(653.1万円) | 92.89%(661.4万円) |
3年落ち2023年式・3万km以内 | 90.34%(623.3万円) | 88.26%(628.4万円) |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:40系の「Z Premier(ハイブリッド車)」/新車価格(車両本体価格)は 2WD 690.0〜705.0万円、E-Four 712.0〜727.0万円/各セルはリセール率と、括弧内に平均査定額/リセール率は個体ごとに平均査定額÷新車価格で算出した値の平均で、四分位範囲の1.5倍を超える外れ値を除外しています/型式とグレード名でパワーユニットや駆動方式の判定が食い違う行(40系全体の0.9%)は除外しています/1年落ち・2年落ち・3年落ちは年式と走行距離の上限が異なる別々の集計です
E-Fourは平均査定額が2WDより高くなりますが、1年落ちでの差は7万1000円です。新車価格の上乗せ22万円に対して、戻るのは3分の1ほどにとどまります。
つまりハイブリッド車でも、雪道や悪路を走る予定がなければ2WDを選ぶほうが差し引きでは有利です。
ヴェルファイアのボディカラー別リセール率
40系ヴェルファイアのボディカラーは3色です。ここでは、ボディカラー別のリセール率と平均査定額をそれぞれ集計・分析しました。
ヴェルファイアの「ブラック」と「プラチナホワイトパールマイカ」のリセール率の差は0.53ポイント
ヴェルファイアの定番色である「ブラック」と「プラチナホワイトパールマイカ」を1年落ちで比べると、リセール率はどちらも新車超えで、その差は0.53ポイントでした。
| ボディカラー | リセール率 | 平均査定額 |
|---|---|---|
プレシャスメタル | 119.04% | 797.5万円 |
プラチナホワイトパールマイカ | 115.05% | 770.9万円 |
ブラック | 114.52% | 767.3万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:40系の2025年式・「Z Premier(ターボガソリン車・2WD)」・走行1万km以内/査定データのホワイト系とパール系を「プラチナホワイトパールマイカ」、シルバー系とグレー系を「プレシャスメタル」として合算しています
そのため定番の2色で迷っているなら、査定額は気にせず好みで選んで問題ありません。
2025年1月の一部改良で追加された「プレシャスメタル」だけはリセール率119.04%で、定番色の「ブラック」を4.52ポイント上回ります。ヴェルファイア専用色なので、色を決めきれていないならこの1色を選ぶ手もあります。
先代30系ヴェルファイアはいくらで売れるのか
40系への乗り換えを考えている方や、4年以降のリセールの参考にしたい方に向けて、先代の30系ヴェルファイア(2015年1月〜2023年6月)の売却額も集計しました。
ここでは、4年落ちから11年落ちまでの年式別と、リセール率に段差が発生する2018年1月のマイナーチェンジ前後に分けて、リセール率と平均査定額を分析しています。
30系ヴェルファイアの平均査定額は4年落ちで377万1000円、11年落ちでも187万8000円
30系ヴェルファイアは、7年落ちまでは平均300万円以上の査定額がついています。8年落ちは284万円、9年落ち以降は200万円前後です。
| 4〜11年落ち | リセール率 | 平均査定額 |
|---|---|---|
4年落ち2022年式・4万km以内 | 85.56% | 377.1万円 |
5年落ち2021年式・5万km以内 | 75.83% | 341.5万円 |
6年落ち2020年式・6万km以内 | 70.17% | 321.3万円 |
7年落ち2019年式・7万km以内 | 67.92% | 300.0万円 |
8年落ち2018年式・8万km以内 | 62.83% | 284.0万円 |
9年落ち2017年式・9万km以内 | 52.15% | 214.6万円 |
10年落ち2016年式・10万km以内 | 48.78% | 200.1万円 |
11年落ち2015年式・11万km以内 | 45.12% | 187.8万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:先代30系/4〜11年落ちの各行は年式と走行距離の上限が異なる別々の集計で、1台のクルマの推移ではありません/各年式に複数のグレードが含まれるため、平均新車価格は掲載していません
つまり30系ヴェルファイアは11年落ちで走行11万km近くまで乗っても、新車価格の45.12%が残ります。年式が古いから値が付かない、という心配は要りません。
乗り換えを考えているなら、自分の年式にいくらの値が付いているかをMOTAの相場ページで確かめましょう。
30系ヴェルファイアの平均査定額は2017年式と2018年式で49〜59万円の差
30系ヴェルファイアが前期型と後期型に分かれるのは、2018年1月のマイナーチェンジ(部分改良)です。走行距離をそろえて比べると、改良後の2018年式と改良前の2017年式には大きな差が出ました。
| 走行距離 | 2017年式改良前 | 2018年式改良後 |
|---|---|---|
4〜6万km | 55.86%(232.5万円) | 65.10%(291.6万円) |
6〜8万km | 50.61%(205.7万円) | 57.51%(259.9万円) |
8〜10万km | 43.99%(182.8万円) | 52.45%(231.4万円) |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:先代30系の2017年式・2018年式/各セルはリセール率と、括弧内に平均査定額/各区分の平均走行距離は年式間で0.04万km以内の差です
走行6〜8万kmの区分では、1年式の違いで平均査定額に54万2000円の差が出ていました。改良後にあたる2018年式以降の30系ヴェルファイアは前期型より高く評価されるため、乗り換えで売るなら想定より高い金額がつく可能性があります。
ヴェルファイアのリセールバリューまとめ
ヴェルファイアの購入を検討している場合、ディーラーへ行く前に決めておきたいことが1つあります。それは、いま乗っているクルマがいくらで売れるのかです。30系ヴェルファイアからの乗り換えなら、売却代金がそのまま頭金の上限を決めます。
すでに売却を決めている方も、この記事の平均額より高い金額がつくことがあります。同じ年式・同じ走行距離でも、装備や車両の状態によって評価は変わるためです。
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