“絶好調”過去最高の販売台数を達成したメルセデスが日本のSUV市場に攻勢をかける/新型GLCクーペ発表
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
スタイリッシュでスポーティなエクステリアを纏った“GLCクーペ”が登場
メルセデス・ベンツ日本は、Cクラスの走行性能や先進性を受け継ぐ人気SUV“GLC”をよりスタイリッシュに仕立て上げた“GLCクーペ”を本日、2月22日(水)より販売開始すると発表した。
GLCクーペのグレードおよび価格は以下の通りで、求めやすい価格の2リッターガソリンから4輪駆動のクリーンディーゼル、ハイブリッド、そしてAMGと多くのラインナップを揃えており、同社がGLCクーペに力を注いでいることが分かる。
メルセデス・ベンツ GLC クーペの価格・ラインナップ
モデル | エンジン | ステアリング | 価格 |
---|---|---|---|
GLC 200 クーペ | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 6,270,000円 |
GLC 200 クーペ スポーツ | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 6,670,000円 |
GLC 220 d 4MATIC クーペ スポーツ | 2.2L 直4 直噴ディーゼルターボ | 右 | 7,130,000円 |
GLC 220 d 4MATIC クーペ スポーツ (本革仕様) | 2.2L 直4 直噴ディーゼルターボ | 右 | 7,750,000円 |
GLC 250 4MATIC クーペ スポーツ (本革仕様) | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 7,990,000円 |
GLC 350 e 4MATIC クーペ スポーツ | 2.0L 直4 直噴ターボ +ハイブリッド | 左 | 9.030,000円 |
メルセデス AMG GLC 43 4MATIC クーペ | 3.0L V6 直噴 ツインターボ | 右 | 9,100,000円 |
メルセデス・ベンツ GLCの価格・ラインナップ
モデル | エンジン | ステアリング | 価格 |
---|---|---|---|
GLC 200 | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 5,970,000円 |
GLC 200 スポーツ | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 6,370,000円 |
GLC 220 d 4MATIC | 2.2L 直4 直噴ディーゼルターボ | 右 | 6,280,000円 |
GLC 220 d 4MATIC スポーツ | 2.2L 直4 直噴ディーゼルターボ | 右 | 6,830,000円 |
GLC 220 d 4MATIC スポーツ (本革仕様) | 2.2L 直4 直噴ディーゼルターボ | 右 | 7,450,000円 |
GLC 250 4MATIC スポーツ | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 7,020,000円 |
GLC 250 4MATIC スポーツ (本革仕様) | 2.0L 直4 直噴ターボ | 右 | 7,690,000円 |
GLC 350 e 4MATIC クーペ スポーツ | 2.0L 直4 直噴ターボ +ハイブリッド | 左 | 8,730,000円 |
メルセデス AMG GLC 43 4MATIC | 3.0L V6 直噴 ツインターボ | 右 | 8,730,000円 |
SUVで国内市場に攻勢をかけるメルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツではすでに輸入車最多となる6車種ものSUVをラインナップしているが、今回のGLCクーペの投入でSUVラインナップは7車種となり、GLCにも新たなモデルを投入するなどSUVのさらなる拡充を目指す。その訳について、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長 兼 CEOの上野金太郎氏が語ってくれた。
同氏によると昨年、メルセデス・ベンツは多くの新型車を投入したことにより、グローバル・日本ともに過去最高となる販売台数を達成。そのうち、日本でのメルセデス・ベンツにおいてはSUVが顕著な伸びを示しており、数年前までは1ケタ台の販売台数であったSUVは、昨年2016年には20%を超えるまでに急伸した。
メルセデス・ベンツでは、国内の輸入車メーカーで最多となる6車種ものSUVをすでにラインナップしているが、そのなかで昨年、販売増に大きく貢献してくれたのが2016年2月に発売されたGLCという。
GLCについて上野氏は、「日本の道路事情や、駐車場にフィットしたボディサイズ、Cクラスの安全性やインテリアの高い質感に対して、大変ご好評をいただいております。また、実際に運転してみるとSUVらしい、とても高いアイポイントでありながら車高は低く、それがもたらす安定した走り、乗り味が大変多くの評価を頂いております」と、GLCが日本の交通事情にマッチしていること、またユーザーにも好評であることを説明。
さらに同氏は、GLCの購入者のうち約6割が初のメルセデス・ベンツ購入者であり、さらにSUVも初という方が多くみられたという。
そのような理由から、メルセデス・ベンツではGLCクーペを導入することで、他メーカーからのさらなる乗り換えを狙っていると考えられる。
GLCクーペとGLCの違い
「GLCはアクティブでカジュアルに、GLCクーペはスタイリッシュで快適なライフスタイルを好まれる方に乗って頂きたいと思っております」と話す上野氏。
GLCクーペはエクステリアをスタイリッシュなフォルムとしながらも、SUVの存在感をも兼ね備えている。
GLCクーペとGLCにおけるエクステリアでの最も大きな違いは、リアエンドのスタイリング。“SUVクーペ”という新ジャンルを確立したGLEクーペと同様にスポーティな印象を与えてくれるリアのデザインは、SUVを想起させるGLCとはだいぶ印象が異なっている。
※以下に比較として、GLCクーペとGLCそれぞれの画像を掲載したのでご参考まで。
また、GLCクーペはそのスタイリングながらも後部座席の居住性は十分に確保されており、ラゲッジルームもGLCの容量が1,600LのところGLCクーペも1,400Lとゴルフバッグを3つ積むことの出来る十分な荷室スペースが確保されている。
さらにGLCと同様、ステレオカメラやミリ波レーダー、クルマの周囲を360度監視してアクセル、ブレーキ、ステアリングをサポートし部分自動運転を実現する“レーダーセーフティ”を装備するほか、自動でステアリングを操作して駐車をサポートする“アクティブパーキングアシスト”も標準装備されている。
“NEXTDOOR”イベント第5弾は、ポーラ化粧品とのコラボ
カフェやレストランを併設し「車を売らないショールーム」として2011年7月に東京・六本木にオープンした“メルセデス・ベンツ コネクション”。そして2016年2月には、メルセデスブランドをより深く体験することの出来る“メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア”をオープン。
ネクストドアでは、SUVの走行性能を体験できるアトラクションイベントや、サッポロビールとのコラボしたビアテラス、世界最大級のクリスマスリーフなど、様々なイベントを用意してきたが、その第5弾が発表された。
第5弾は、株式会社ポーラとのコラボレーションイベント、「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR POLA TALKER’S TABLE FEAT.WE/(メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア ポーラ トーカーズテーブル フィーチャリング ウィー スラッシュ)」。
グローバルで「She’s Mercedes」というマーケティング活動をスタートさせたメルセデス・ベンツと、美しくありたいと願うすべての方々から、愛され続けることを目指したポーラの、一歩前へ前進しようとする女性を応援する機会を提供したいという想いの共有から、今回のコラボレーションが実現したという。
そして三つめは“POLA ビューティー DELI”。
ポーラの社員食堂である美肌食堂での知見を活かして、美肌と健康を考えてこだわったメニューを、前述のPlants & Musicを楽しみながら食すことができる。また、毎週月曜のランチタイムには、厳選した希少食材のみを使用した“BEAUTY NAVIGATION SPECIAL LUNCH BOX”が限定5食・1万円で用意される。
上野氏は、今回のポーラとのコラボの理由について「2011年のオープン以来、メルセデス・ベンツ コネクションには550万人以上ものお客様がご来場いただきました。その6割が女性のお客様でございます。メルセデス・ベンツではグローバルでシーズメルセデスというマーケティング活動を実施していることもあり、より多くの女性のお客様に楽しんでいただける機会を提供したいという思いから、株式会社ポーラ様とのコラボレーションを発表させていただきました」と話す。
同イベントの開催期間は、2017年2月23日(木)~2017年5月21日(日)までの3ヶ月間。
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