マツダデミオとCX-3が2016年10月に大幅改良(マイナーチェンジ)!ベース価格は変わらず明らかに買い得に!(1/2)

マツダデミオとCX-3が2016年10月に大幅改良(マイナーチェンジ)!ベース価格は変わらず明らかに買い得に!
マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) マツダ デミオ(2016年改良モデル) 画像ギャラリーはこちら

2016年10月、デミオとCX-3が同時に大幅改良!

2016年10月14日、マツダデミオとCX-3に大幅な改良が施されたことが発表された。

改良の内容はGベクタリングコントロールの標準装備やエンジン、足回りや内装など多岐に渡る。なお、タイトルではマイナーチェンジと表現しているが、メーカーのマツダでは改良と呼んでいることを予めご了承いただきたい。その改良の詳細について解説していきたい。ちなみに前回は、デミオ・CX-3のいづれも2015年12月24日に改良を受けていた。

マツダ CX-5と山内孝会長・社長兼CEO

トヨタや日産は、性格の異なるさまざまなジャンルのクルマをそろえる。そのためにコンパクトカーのトヨタ パッソとオフロードSUVのランドクルーザー、ミニバンの日産セレナとスポーツカーのGT-Rでは、同じメーカーの商品でも共通性は感じられない。

一方、2012年にCX-5を発売した後のマツダは、車種数を限定して、すべての商品に同じ持ち味を与えている。

エンジンからプラットフォーム、サスペンションまで「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と呼ばれる技術シリーズで仕上げ、外観も「魂動デザイン」で共通化。スポーツ指向に絞り込んだクルマ造りを行う。その影響で、設計が古いミニバンのマツダ プレマシーやビアンテは最近ではほとんど変更されておらず、実質的に放置された状態だ。

だが、すべてをスカイアクティブで仕上げたCX-5以降の商品は改良を頻繁に行う。

スカイアクティブ以降のマツダ車は、車種数が少なくプラットフォームやメカニズムも共通だから、商品改良が容易で同時期に行えるメリットがある。今回のデミオ・CX-3の同時改良もその一例だ。

改良に伴い、両車共にGベクタリングコントロールを標準装備

GVC概念図
GVCの作動イメージGVCで加重がかかるイメージ

今回の改良で両車に共通する点は、Gベクタリングコントロールを全車に標準装備したことだ。

Gベクタリングコントロールについてはすでにアクセラとアテンザに採用されているので、ご存じの方も多いと思う。ハンドル操作に連携してエンジン出力を微妙に増減させ、車両の挙動を安定させたり操舵感を上質にする技術だ。

例えば直進状態で荒れた路面に差し掛かったとしよう。進路が乱されるためにドライバーはハンドルを動かして修正操作をするが、Gベクタリングコントロールは操舵の開始で反応して、エンジン出力をわずかに絞る。すると前輪の荷重が増えて車両の向きが変わりやすくなり、修正操舵角度が小さくて済む。その結果、ドライバーは路面の舗装状態が良くなったり、足まわりの直進安定性が向上したように感じるわけだ。

カーブを抜けた後、あるいは車線変更の終了時など主にハンドルを戻す時は、絞られたエンジン出力を復活させる。後輪の荷重が増えるため、後輪の接地性が高まって走行安定性が向上する。

このほか加減速が行われることで乗員に加わる横方向の力が前後方向にも分散されるため、同じ速度でカーブを曲がっても、車両の動きが緩やかに感じる。Gベクタリングコントロールでは同乗者の快適性を高めることも可能だ。

この機能は既存のセンサーやメカニズムから成り立つからコストを高めない。ただしエンジン制御によって0.01Gレベル(通常の加減速の10%程度)のキメ細かなコントロールを行うため、直噴式のスカイアクティブG/Dでないと困難だ。

ディーゼル搭載車には、不快なノイズを抑える制御も

マツダ デミオ(2016年改良モデル)マツダ CX-3(2016年改良モデル)

デミオとCX-3のクリーンディーゼルターボ搭載車には、アテンザに続いてナチュラルサウンド周波数コントロールを採用した。燃料を噴射するタイミングを0.1ミリ秒(1万分の1秒)単位で制御して、ディーゼル特有の不快なノイズを抑える。

走行性能も改善され、両車ともに前後のショックアブソーバーなど足まわりの部品を見直した。走行安定性と乗り心地のバランスを向上させ、電動パワーステアリングの設定も変えることで手応えが良くなっている。

装備では両車ともメーターパネルの上部に設置される半透明のアクティブドライビングディスプレイをフルカラーにして精度を高めた。速度やカーナビ情報の表示が従来以上に分かりやすくなっている。ハンドルの形状も刷新されて運転姿勢を向上させた。

ボディカラーではマシーン・グレー・プレミアムメタリックなどの新色を加えている。

安全装備は両車ともにアダプティブLEDヘッドライトを採用。複数のブロックに分かれたLEDを個別に点消灯して、ハイビームの状態を維持しながら対向車の眩惑を抑えられる。

マツダ CX-3(2016年改良モデル)マツダ CX-3(2016年改良モデル)マツダ CX-3(2016年改良モデル)マツダ CX-3(2016年改良モデル)マツダ CX-3(2016年改良モデル)
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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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