【2022年最新】子供から大人まで楽しめるおすすめレースゲーム10選!PS4/PS5/PCそれぞれの注目タイトルを紹介
- 筆者: 増田 真吾
リアルな挙動の本格仕様から家族で楽しめるものまで、レースゲームの方向性はさまざま。今回は、レースゲームの特徴やハンドルコントローラーについて詳しく解説します。さらにおすすめのレースゲームも紹介しているので購入の際の参考にしてください。
リアル派?カスタム派?レースゲームは特徴で選ぶのがおすすめ!
レースゲームは人気のゲームジャンルの1つです。それだけに、さまざまな方向性のレースゲームが数多くあります。どのレースゲームが良いのか迷った際は、レースゲームタイトルそれぞれの特徴から選ぶのがおすすめです。
リアルな挙動を追求したもの、カスタマイズが自由自在なもの、小さい子どもやゲーム初心者でも楽しめるものなど、レースゲームはタイトルによって特徴が異なります。
レースゲームの特徴をご紹介するので、レースゲーム選びの参考にしてください。
物理演算を用いた本格シミュレーターレースゲーム
実車に近い感覚でレースを楽しめるのが、シミュレーターと呼ばれるレースゲームです。路面状況や天候、タイヤ性能、エンジン特性など物理的な事象を高度な演算プログラムで計算し、車の挙動をリアルに再現しています。
また、グラフィックの美しさもシミュレーターレースゲームならではの特徴です。路面や流れる景色の描写はもちろん、リプレイ映像などを見ると実際のレース映像と見間違えるほど。PCやゲーム機の処理能力が向上したことで、車の挙動を含めて年々リアルになっています。
また、ゲームタイトルによっては世界大会まで実施され、eモータースポーツの種目として使用されているのもシミュレーターレースゲームです。さらに、F1やスーパーGTといった、トップカテゴリーに参戦している実際のレーシングドライバーが練習に取り入れていることも、珍しいことではなくなってきました。
ゲームだからこそできる豊富なカスタマイズ
チューニングやカスタマイズ機能など、運転だけでなくカーライフを疑似体験できるレースゲームもおすすめです。ゲームの世界には車検も予算の制約もなく、思いのままに愛車をカスタマイズできます。
とくにカスタマイズ性にこだわったゲームであれば、エンジンやサスペンションなどの性能に関わるチューニングはもちろん、エアロパーツやホイール、カラーリングや車高など自在にカスタマイズ可能。実生活ではさまざまな理由で実現できない個性的なカスタムカーも、ゲームの中でなら簡単に実現できます。
また、実際の車で工場にカスタム作業を依頼した場合、仕上がるまでに時間がかかりますが、ゲームであればオールペイントでも一瞬です。
家族みんなで楽しめるカジュアルなレースゲーム
レースゲームは車好きの人向けのものばかりではありません。操作が簡単で、誰でもカジュアルに楽しめるレースゲームもあるので、子どもと一緒に楽しみたい方やゲーム初心者の方におすすめです。
また、題材がレースというだけで、ゲームとして単純に楽しめるタイトルがあるのもカジュアル系レースゲームの特徴です。マリオカートのように、登場するキャラクターやアイテムの使用などレース以外の要素も楽しめるようになっています。
カジュアル系レースゲームはリアルなレースゲームにはないユニークな設定のタイトルもあるので、レースゲームをやり込んだ方にもおすすめです。
ハンドルコントローラーでより本格的に楽しめる!
レースゲームを最大限楽しむためには、ハンドルコントローラー(通称:ハンコン)の導入をおすすめします。
ステアリングやアクセル、ブレーキ操作、シフトチェンジといった複雑な操作をゲーム用のコントローラーを使って指先だけで正確に行うのは、ゲームならではの技術が必要です。
ハンコンであれば、運転に必要な操作を手と足で別々にできるので、本当に車を運転している感覚でレースゲームを楽しめます。直感的に操作できるようになるので、レースゲーム上級者だけではなく初心者にもおすすめのアイテムです。
手軽なものからリアルな運転感覚が得られるものまで
また、ハンコンを導入するのであればフォースフィードバック(以下FFB)付きのハンコンがおすすめです。実車のハンドルは、路面の起伏や車の挙動変化によってドライバーが意図しない動きをすることがあります。
FFB付きのハンコンは、プレイする人の操作だけではなく、状況に応じてハンドル自体が動くのが特徴です。さらにハンドルを切る際にも、状況に応じた反力を発生させ、よりリアルに運転をしている感覚が味わえます。
FFB付きのハンコンの価格の違いは、おもにFFBの強度と再現性の違いです。実際のレースカーのハンドルは、思った以上に重く操作しにくくなっています。一般的に、ハンコンの価格が高いほど強度が強く、よりリアルな挙動を再現するようになっています。
ファミリー向けのカジュアルなレースゲームなら、比較的安価なFFBなしのハンコンもおすすめです。FFBがなくても、ハンドルの形をしているだけで繊細な操作がしやすくなります。
アクセルやブレーキはもちろんクラッチまである!
ハンコンに加え、レースゲームを何倍も楽しくしてくれるのが、多くのモデルに付属しているペダル類です。アクセルやブレーキはもちろん、クラッチペダルまで付いたモデルもあります。
車の操作でハンドル以上に繊細な操作を求められるのはアクセルとブレーキです。しかし、ゲーム機付属のコントローラーでは微妙なコントロールがなかなかできません。リアルになればなるほど、フルブレーキングではなく半分程度の力でブレーキングしたほうが速く曲がれる場面も多くあります。
また、クラッチペダル付きのモデルでは、シフターと呼ばれるシフトチェンジ用のノブを併用することで、実車に乗っているのと変わらない運転感覚を味わえます。
ハンコンに加え、ペダル型コントローラーを使えば速く走れるだけでなく、よりリアルな操作感でレースゲームを楽しむことができます。
【2021年最新】MOTA編集部おすすめ! 大人も楽しめるレースゲーム10選
ここからは、MOTA編集部がおすすめするレースゲームを10本ご紹介します。
プレイステーションで遊べるカジュアルなものから、実際の運転とほぼ変わらない感覚が楽しめる本格シミュレーターまでご紹介しますので、外にお出掛けしにくいこんな時だからこそ、お家で楽しみたいレースゲーム選びの参考にしてください。
プレイステーション4/5(PS4/PS5)で楽しめるレースゲーム
2.アセットコルサ
4.F1 2021
パソコンでも遊べるレースゲーム
9.FIA ヨーロピアン・トラックレーシング・チャンピオンシップ
10.The Crew 2
プレイステーション4/5(PS4/PS5)で楽しめるレースゲーム
プレイステーション4やプレイステーション5(以下PS4、PS5)といった一般家庭向けゲーム機最大のメリットは、ゲーム購入時に本体のスペックを気にしなくてもいい点です。ゲーム専用に開発されているので、機種に対応さえしていればどのレースゲームでも問題なくプレイでき、バグやエラーもほとんど起こりません。
また、プレイステーションは世界的にかなり普及しているので、レースゲームの種類が豊富な点も魅力の1つです。レースゲームをするのであれば、PS4/PS5はどんな人にもおすすめできます。
ただし、機種同士の互換性はほとんどありません。任天堂Switch用のゲームはプレイステーションでは遊べませんし、PS5用のゲームで遊ぶにはPS4からPS5に買い換える必要があります。(PS5でPS4のゲームはプレイ可能)
オンライン対戦が楽しすぎる!プレステでレースゲームをするなら外せないグランツーリスモsport
- グランツーリスモsport PlayStation Hits
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
グランツーリスモsport(以下GTS)は、レースゲームの世界標準ともいえるタイトルです。プレイ人口が圧倒的に多いので情報も入手しやすく、本格レースゲームを初めて購入する方にもおすすめします。価格はPlayStationHits版2,000円(消費税込み)からです。
また、FIAや国体など多くの団体や大会で公式ゲームとして採用されているのも特徴で、名実ともにレースゲームの標準となっています。
高いモデリング技術で再現した精度の高いグラフィックも魅力です。登場する車はどれも実車と見間違うほど美しく仕上がっています。ただし、幅広い層が楽しむことを前提にしているため、車の挙動がややデフォルメされていると感じる場面がある点がデメリットです。
レースゲームのスタンダードであるGTSですが、登場からすでに4年以上が経過。ファン待望のシリーズ最新版は2022年3月4日にグランツーリスモ7として登場します。グランツーリスモ本来のカーコレクションゲームの一面も復活。処理能力の高いPS5をベースに開発されているため、デメリットであった車の挙動の再現性がどこまで向上しているかにも注目です。
車の挙動がリアルすぎる!レースゲーム上級者もうなるアセットコルサ コンペティツィオーネ
- アセットコルサ コンペティツィオーネ
- オーイズミ・アミュージオ
アセットコルサシリーズ最大の特徴は優秀な物理演算エンジンによるリアルな車の挙動です。5,573円(消費税込み)で販売されています。
もともとPC版しかありませんでしたが、処理能力の高いPS4が出たことでプレイステーション版も登場しました。専用シミュレーターにも迫るリアルな車の挙動は、ゲーム上級者でもやりごたえ十分です。
ただし、最大の特徴がデメリットでもあります。車の挙動を理解していないと、最初は真っ直ぐ走らせることすらできないかも知れません。本来、レースの速度域で車を安定して走らせるのは難しいものです。再現性が高いからこそ、レーシングドライバーの凄さを体感できます。(もちろん初心者でも楽しめるモードも搭載されています)
WRCのコースを忠実に再現!舗装路とは違うドライビング感覚のWRC 10 FIA 世界ラリー選手権
大自然のなかを駆け抜けるラリーの爽快感を体験したい人におすすめなのがWRC 10 FIA 世界ラリー選手権です。6,077円(消費税込み)で販売されています。
舗装されているサーキットの走行は、サーキット場に自分の車を持ち込めば実現可能です。しかし、舗装されていない山や砂漠の走行はなかなか現実世界では体験できません。WRC10なら未舗装の山道を限界速度で走る感覚を存分に味わえます。
ただし、初心者には操作が難しい点がデメリットです。ラリーはただでさえグリップの低い悪路が中心となるうえ、ゲーム内の挙動もリアルに再現されているので、慣れるまではゆっくりと走るのがポイント。グラフィックはきれいなので、ゆっくり走っても雄大な景色を楽しめます。
多彩なモードでゲームとしても楽しめる!F1ファン必携のF1 2021
- F1 2021
- エレクトロニック・アーツ
車好きなら一度は憧れるF1。F1 2021はF1マシンのドライブ体験のみならず、F1の世界にどっぷりとはまりたい方におすすめです。5,500円(消費税込み)で販売されています。
本作の魅力は多彩なモードを搭載している点です。ドライバーとしてシーズンを戦うことはもちろん、チーム運営を体験できるモードやオリジナルストーリーに沿って進むモードなどが搭載されています。コースをただ走るだけのレースゲームではなく、単純にゲームとしてのエンターテインメント性が高い点が特徴です。
ただし、当然ですがF1マシンとF1カレンダーに掲載されているコースしか収録されていません。さまざまな車でレースを楽しみたい方には不向きです。
あの映画を体験できる!カスタマイズを楽しみたいならニード・フォー・スピード ペイバック
- ニード・フォー・スピード ペイバック
- エレクトロニック・アーツ
ニード・フォー・スピード ペイバックはレースゲームというよりも、ストーリー性のあるゲームのなかで、要素として車とレースを使用しているゲームです。レースの体験よりも作品のストーリーそのものを楽しみたい方におすすめします。販売価格は3,291円(消費税込み)です。
コースを選んで単純にレースをする他のレースゲームと異なり、ゲーム内の世界でレースを中心としたミッションをクリアしながらストーリーを進めていきます。そして、本作のもう1つの魅力が車をカスタマイズできる点です。登場する車は実在する車ばかりで、豊富なカスタマイズメニューで自分好みの1台に仕上げられます。気分は人気映画「ワイルド・スピード」の主人公です。
車の挙動に関しては決してリアルではなく、本格レースゲームを求める方にはおすすめできません。しかし、グラフィックはとても綺麗で、街中で他車を破壊しながら疾走する爽快感はほかでは味わえない魅力です。
あのレースゲームをプレステで!ゲーム初心者でも楽しめるチームソニックレーシング
チームソニックレーシングは、カジュアルなレーシングゲームです。ゲーム初心者や子どもでもプレイできるので、家族で楽しめるレースゲームとしておすすめします。価格は2,290円(消費税込み)です。
レースゲームカテゴリでの販売本数ギネス記録をもつ、マリオカートに似た世界観になっています。登場するキャラクターは「ソニックシリーズ」でおなじみのソニック。マリオ同様にゲームの世界で愛されているキャラクターです。
バラエティ豊かなコースを架空のマシンで駆け抜け、アイテムの使い方もゲーム攻略のポイントです。また、本作の特徴はチームプレイ。家族やオンラインで協力しながらプレイできます。
架空の車で走るので当然ですが、実際の車の挙動は全く感じられません。ただし、ジャンプやドリフト走行など爽快感あるレースが楽しめます。
パソコンでも遊べるレースゲーム
パソコンでレースゲームを楽しむ最大の魅力は、開発の制約が少ないので最新技術を取り入れたゲームがある点です。また、マニアックなゲームも数多くあります。よりリアルなレースを楽しみたいなら、パソコンのレースゲームはおすすめです。
また、タイトルによっては、前述したプレイステーション版もリリースされているため、パソコンがないという方でも楽しむことが可能です。
レースゲームで実車の挙動をリアルに再現するには、高度な演算プログラムが必要になります。しかし、家庭向けゲーム機は仕様が決まっているため開発に制約があり、さらに寿命も数年単位なので最新スペックではありません。その点パソコンであれば、最新スペックを前提に高度なプログラムを開発できます。
ただし、ゲームを十分に楽しむにはPCのスペックが必要で、もしスペックが不足しているならアップグレードが必要な場合もあるので注意が必要。さらに、パソコンゲームはダウンロード販売が一般的です。STEAM(スチーム)に代表されるプラットフォームや、メーカーサイトからダウンロードすることができます。
コースの描写が精密すぎる!リアルな中にもカジュアルさもあるProject CARS3
- Project CARS 3
- バンダイナムコエンターテインメント
Project CARS3は基本的に、リアルな挙動の再現を目指したシミュレーターと呼ばれるレースゲームです。ただし、幅広い層が楽しめるようにゲーム寄りの味付けなので、初心者でも十分に楽しめます。プレイステーション4版の販売価格は5,198円(消費税込み)です。
Project CARS3の魅力は精密に描かれたコースです。実際のコースをレーザースキャンして作り込まれ、見た目がリアルなだけではなく細かな起伏による車の挙動変化も体験できます。また、120以上にのぼる収録コースの多さも魅力です。
ただし、コースのみならずグラフィック全体が高度に作り込まれているので、最高の画質設定でプレイをするには高スペックのパソコンが必要になります。
挙動もグラフィックもリアルすぎる! 本格的なラリーを体験できるDiRT Rally 2.0
- DiRT Rally 2.0
- ユービーアイ ソフト
DiRT Rally 2.0はラリーに特化したレースゲームです。挙動はかなりリアルに再現されているので、本格的にラリーを楽しみたい方におすすめします。プレイステーション4版の価格は6,980円(消費税込み)です。
DiRT Rally 2.0は挙動だけではなくグラフィックも作り込まれています。舗装されたサーキットに比べて、土や砂埃はリアルに描きにくいのですが、舞い散る砂埃の描写は迫力満点です。正確な車の挙動と合わせてラリーの世界観に没頭できます。
デメリットは挙動がリアルなので初心者には操作が難しいこと。慣れるまでは初心者向けの設定でプレイすることをおすすめします。
緻密なグラフィックで描かれたトラックは迫力満点! FIA ヨーロピアン・トラックレーシング・チャンピオンシップ
FIA ヨーロピアン・トラックレーシング・チャンピオンシップは、トラックレースを再現したレースゲームです。スポーツカーでのレースとは一味違うレースを体験したい方におすすめします。プレイステーション4版の価格は3,874円(消費税込み)です。
トラックでレースというと現実離れしているように思いますが、海外ではFIAが管轄するメジャーなレースの1つで30年以上の歴史があります。本作は単なる変わり種レースゲームではなく、グラフィックや車の挙動がかなり作り込まれた本格レーシングシミュレーターという位置付けのゲームです。重量のある車両ならではのブレーキの熱ダレまで再現されています。
ただし、レースでのトラックの挙動が実際どのようになるのかが分からないため、どの程度正確に挙動が再現されているのかは不明です。
世界観が独特すぎる! さまざまな乗り物でレースをしたいならThe Crew 2
- The Crew 2
- 3goo
The Crew 2は独特な世界観を持つレースゲームです。陸海空のさまざまな乗り物でレースを楽しめ、普通のレースゲームでは満足できない方におすすめです。プレイステーション4版の価格は6,000円(消費税込み)。
オープンワールドと呼ばれるタイプのゲームで、ゲーム内に広がる世界を移動しながら進めていきます。本作最大の特徴は、レースをおこなう乗り物が車だけではないこと。バイクはもちろん、ボートや飛行機まで乗ることができます。
乗り物や背景などグラフィックは作り込まれていますが、挙動自体はそれほどリアルでない点は注意が必要です。
まとめ
レースゲームの方向性は多岐に渡ります。レースゲームを選ぶ際はどんな点を重視するか、どう楽しみたいのかを検討することが重要です。ぜひお気に入りの1本を見つけて楽しんでください。
また、レースゲームの魅力を最大限楽しむために、ハンドルコントローラーの導入もおすすめ。ハンコンを使うことで繊細な操作ができるようになるので、リアルな操作感を楽しむのはもちろん、ゲームの上達がより早くなります。
そして、1つのレースゲームにある程度慣れたら、別のゲームにもぜひ挑戦してはいかがでしょうか。同じコースでもゲームによって車の挙動は違うため、その違いを楽しむのもレースゲームの醍醐味です。
[筆者:増田真吾]