イカツいミニバンを安く買おう! 予算150万円で買えちゃう現行型Lクラス中古ミニバン3選

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:茂呂 幸正・原田 淳・島村 栄二
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SUV人気全盛の現在ではあるが、ファミリーカーとして使うのであれば3列シートとスライドドアを備えたミニバンの便利さは捨てがたいもの。しかし、スタンダードなミニバンはファミリーカーというキャラクターも相まってか、無理な割込みをされたり、煽り運転の被害に遭ったりという話も耳にする。

そこで今回はそういった被害を未然に防ぐためにも、比較的買いやすい価格帯の予算150万円程度で狙える、押しの強いイカツい系Lクラスミニバンの中古車をピックアップしてみた。

目次[開く][閉じる]
  1. この高級感を150万円で手に入れることが出来る!?「ホンダ オデッセイ」
  2. アウトドア派に根強く支持されるロングセラー「三菱 デリカD:5」
  3. Lクラスミニバンの市場を開拓した老舗ブランド「日産 エルグランド」

この高級感を150万円で手に入れることが出来る!?「ホンダ オデッセイ」

まずは2021年12月に生産終了がアナウンスされている5代目「ホンダ オデッセイ」をご紹介しよう。オデッセイは言わずと知れたホンダを代表するミニバンの1つで、1994年に初代が登場して以来、ミニバンでありながら、セダンのような走り味を楽しめるモデルとして長く支持されている1台だ。

現行型はそれまで存在していたフラッグシップミニバンであるエリシオンのポジションも担うということで全高が高く、スライドドアを備える一般的なミニバンスタイルとなっている。

とはいえ、ホンダ得意の低床低重心パッケージは引き継いでおり、見た目の腰高感からは想像もできないようなハンドリングを楽しむことができるホンダらしい仕上がりとなっている。

そんな現行型オデッセイもなんと総額150万円の予算で狙うことが夢ではないのだ。さすがにハイブリッドモデルや、中期・後期モデルは難しいが、前期モデルであれば走行5万キロ未満の修復歴なしという個体も見つけることができる。

また、もう少し走行距離を妥協したり、修復歴があっても気にしないという場合は主力のアブソルートや2015年1月以降のHonda SENSING装着車両も射程圏内となるのだ。

アウトドア派に根強く支持されるロングセラー「三菱 デリカD:5」

ミニバンとしては唯一無二の特徴を持つ「三菱 デリカD:5」は、三菱が持つSUVのイメージをミニバンに注入したオールラウンドミニバンとして、未だに根強いファンを多く抱えるモデルだ。

こちらのデリカD:5もデビューは2007年と古いが、原稿執筆時点では現在も販売が続けられている現行型ということになる。

現在新車で販売されているのは、2019年2月にビッグマイナーチェンジを受けてフロントマスクが大きく改められたディーゼルターボ専用モデルとなるが、150万円の予算で狙えるのは前期型となる。

わずかに過走行のディーゼルエンジンモデルも射程圏内ではあるが、中心はガソリンエンジン車だ。

とはいえ、もともとデリカD:5は2.4リッターガソリンエンジン+4WDというパワートレインでデビューしているから、決してガソリンモデルが性能的に劣っているということではないので悲観することはない。

そこまでの走破性を求めないというのであれば、遅れて追加された2リッターガソリンエンジン+2WD(FF)というパワートレインを持つモデルを狙うというのも一つの手。見た目はほとんど変わらないので、性能より押し出し感を重視する目的にはピッタリだ。

Lクラスミニバンの市場を開拓した老舗ブランド「日産 エルグランド」

それまではどちらかと言うと実用性が重視されていた3列シート車に“高級”という概念を持ち込んで大ヒット車種となった初代「日産 エルグランド」。現在は2010年に登場した3代目が現行型となるが、後発の「トヨタ アルファード」の後塵を拝する状態が続いている。

アルファードに比べると基本設計が古く、ハイブリッドモデルも存在せず、先進装備の内容でもやや見劣りしてしまうのは事実だが、エルグランド単体で見てみると決して悪いクルマではなく、日産らしいスポーティな走り味などはアルファードを上回っていると言っても過言ではない。

そんな現行型エルグランドも150万円の予算で狙える車両は多数存在し、中には人気の「ライダー」も射程圏内となる。ただし、5万キロ未満の低走行車両は前期型(2014年1月以前)となり、中期型は走行距離10万km前後のものが中心となっている。

直列4気筒2.5リッターとV型6気筒3.5リッターのエンジンが用意されるエルグランドであるが、新車時の販売台数と同様にほとんどの中古車が2.5リッターモデルとなる。では3.5リッターモデルの中古車価格が高いかというとそうでもない。

恐らく維持費を考えると、新車と同じく2.5リッターが人気であるからだと考えられるが、逆に考えれば大排気量モデルをより手ごろな価格で入手することができるとも言えるのである。

新車時300万円超えの現行型高級ミニバンが100万円台で買える! これぞ中古車選びの醍醐味だ

このように3モデルとも未だに現行型であり、最量販グレードは新車時の総額で300万円を優に超える価格であったにもかかわらず、すでに半額以下で狙うことができる。

中でも、新車時に高価なオプションだったツインモニターやサンルーフ、純正エアロなどオプションが満載な車両はお得感が特に高い。これこそが中古車の醍醐味であり、だからこそ中古車選びも楽しいと言えるのだ。

これをご覧になった皆さんも、中古車情報を吟味して自分に合ったクルマを手ごろな価格で見つけてみてはいかがだろうか。

[筆者:小鮒康一/撮影:茂呂 幸正・原田 淳・島村 栄二]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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