ホンダらしい“超”意欲作!ミッドシップレイアウトの軽4WD|2代目ホンダ Z【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1998年にデビューしたホンダ Zは、ミッドシップにエンジンを搭載したSUVテイストの軽自動車。ホンダには、軽自動車初のスペシャリティカーとして1970年に登場した初代ホンダ Zがあるが、社名は同じでも両者の間に連続性はない。しかし、背の高いSUVテイストの軽自動車という2代目Zのコンセプトは、昨今のSUVブームを先取りしていたとも言えるだろう。
広い室内と凝った造りが魅力のホンダ Z
3ドア4人乗り、大径タイヤに高めの地上高を持つホンダ Zは、SUVタイプの軽4WDで、トールワゴンとSUVを掛け合わせた特徴的なパッケージング。
後部座席の下に搭載されたパワートレインは、UM-4(Under floor Midship 4WD )を名乗り、搭載されるエンジンは、660cc 直列3気筒の自然吸気またはターボエンジンで、4速のATのみをラインナップする。
ミッドシップかつ床下にエンジンを搭載したことで、室内長が2,380mmとなり小型車並みの居住空間を確保。
ホンダらしい挑戦的で革新的な1台であったが、軽SUVとして割高だったことや3ドアのみの展開だったことなどが理由で、販売台数が思うように伸びず、生産台数は約4万台にとどまり、約5年1世代で生涯を終えることとなった。
この記事にコメントする