“駆けぬける歓び”オンリーBMW 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
憧れの輸入車ブランドとして、真っ先に名前を挙げる人の多いのが、BMWというブランドである。かつては3、5、7シリーズ+αというシンプルな車種ラインアップだったBMWだが、いつのまにか非常に豊富に車種をラインアップするようになった。今回はその中でも、今のBMWの代表的存在である3モデルを、あらためて取り上げたいと思う。
5世代目となる5シリーズは2003年8月発売。従来よりもボディサイズが拡大されたが、アルミとスチールの複合ボディとすることで重量増を抑えるとともに、前後50:50の重量配分を実現。特徴的なスタイリングや、アクティブステアリングを採用するなど、意欲的な高級サルーンである。2007年6月にはマイナーチェンジを実施。今回は、5シリーズを代表する530iの、Mスポーツパッケージ装着車を取り上げる。
3シリーズ、5代目にあたるモデルが2005年4月にデビュー。従来よりもひとまわり大きくなり、全幅1,800mmを超えたボディサイズが話題となった。現在のエンジンラインアップは、2Lの直4自然吸気、2.5L直6自然吸気、3L直6ツインターボの3機種。2005年10月にステーションワゴンの325iツーリングを発売し、翌年春に320iツーリングを追加。3シリーズはまもなく最初のマイナーチェンジを迎える予定という。今回は、3シリーズのもうひとつの顔となってきたツーリングの、直6自然吸気エンジンを搭載する325iを持ち込んだ。
2004年10月、3シリーズTIの後継モデルとして、プレミアムコンパクトセグメントに新規投入されたのが1シリーズだ。プラットフォームを3シリーズと共用しつつ、ボディサイズをコンパクトにし、ハッチバック化。いうまでもなくFRレイアウトを採用している。2008年2月に135iクーペ、3月に120iカブリオレが追加されている。今回扱うのは、1シリーズをもっとも象徴するハッチバックの120iだ。
以上の3モデルを通して、BMWの魅力に迫る。
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