シトロエン 新型C1 海外試乗レポート/森口将之(2/2)

シトロエン 新型C1 海外試乗レポート/森口将之
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フランス車らしいしなやかさ

シトロエン 新型C1

走り出して最初に感じたのは乗り心地が良かったこと。以前、旧型の姉妹車プジョー107の並行輸入車に乗ったときは、トヨタっぽいという感想を抱いたのだが、新型C1はフランス車らしいしなやかさを手に入れていた。ウルトラフレンチなC4カクタスと同時に乗ってそう思ったのだから、単体ならその印象が強まるのではないだろうか。

1.2リッターエンジンと5速MTの組み合わせは、日本仕様のプジョー208のベースグレード、アリュールと共通で、82ps/11.8㎏mの最高出力/最大トルクも近い。でも車両重量は865㎏と、それより約200㎏も軽いから、加速はかなり活発だ。

蘇る自動車の楽しさの根っこの部分

シトロエン 新型C1
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とはいえ力は限られているから、ギアチェンジのタイミングをミスると失速気味になるし、うまく変速できればしっかり速さとなって返ってくる。MTの醍醐味がこんなに味わえるクルマも珍しい。おまけにボディは軽自動車より低く幅広いから、ペースを上げても安定しきっていて、ステアリングを切れば切っただけ、素直に向きを変えていく。

そこに楽しさをトッピングするのが、800×760㎜という巨大な開口部を持つキャンバストップ。2CVからDS3カブリオまで、いくつかの車種に使われてきたシトロエンお得意のアイテムだ。

そのトップを開け放ち、エンジンを回し、ギアを変え、ステアリングを切り、お天気に恵まれたアムステルダムの光と風を浴びながらの移動は、いまの多くの軽自動車とはまったく違う世界だった。忘れかけていた自動車の楽しさの根っこの部分を、シトロエン C1が思い出させてくれたのだった。

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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