BMWのカラーをしっかり受け継いだPHV、「330e/225xe」試乗レポート(1/3)
- 筆者: 大谷 達也
- カメラマン:佐藤正勝/BMW
特定の支店だけで提供していた限定メニューを、今後は本店でも大々的に
日本車ではトヨタ「プリウス」、三菱「アウトランダー」、ホンダ「アコード」などが発売中のプラグインハイブリッド(PHV)ですが、ドイツ車メーカーからもメルセデス・ベンツ、ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲンなどが精力的にPHVを開発し、日本にも続々と上陸しています。そうしたなかで、ここのところ急激に勢いを増しているのがBMWです。
もともとサブブランドのBMW iから「i8」というスーパーカーのようなPHVを市場に投入していたBMWですが、昨年9月に発表された「X5 xDrive40e」を皮切りに“本体”であるBMWブランドからもPHVを発売。今年に入ってから『330e』と『225xe』を追加し、計3モデルをラインナップすることになりました。わかりやすくいえば、これまでは特定の支店だけで提供していた限定メニューを、今後は本店を含めて大々的に取り扱うことになった、という感じです。
この考え方からいえば、まさに太陽光発電や水力発電といった再生可能エネルギーから発電するのが環境のためには優しく、火力発電、それも石炭や石油といった化石燃料を使った発電は環境にあまり優しくないといえます。
もっとも、いくら日本でも電力が自由化されたとはいえ、発電方式まで選ぶのはなかなか難しいのが現実です。ただし、PHVをより環境に優しい形で使う方法だったら、ある程度工夫することができます。それは、なるべくガソリンを使わずに、家庭の電源から充電した電気で走らせること。なぜなら、ガソリンでエンジンを回すよりも、大規模な発電所で作られた電気のほうがCO2の排出量は少なくて済むと考えられているからです。というわけで、PHVを買ったらなるべくお宅で充電して走らせてください。私(?)からのお願いです!
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