沖縄でフェラーリを所有したい！ディーラーが無くても維持することは可能？【教えて！MJブロンディ】
- 筆者： 清水 草一
沖縄でフェラーリを所有したい！ディーラーが無くても維持することは可能？【教えて！MJブロンディ】
はじめまして。大のフェラーリ好きであり、清水さんの本やDVDにはいつも楽しませてもらってます。
今回は清水さんにぜひ私の悩みを聞いてもらいたく投稿しました。
当方沖縄在住なんですが、沖縄にはフェラーリのディーラーも無ければメンテしてくれる所もありません。まぁ沖縄にお店を置いても需要が無いので当然といえばそれまでですが、私はどうしてもフェラーリが欲しく沖縄で乗りたいと思ってます。
そこで質問なんですが、実際沖縄でフェラーリを所有し維持することは可能なのでしょうか？
ちなみに沖縄にはフェラーリをはじめランボルギーニやポルシェ、アストンマーチンなどをレンタルしている会社があります（これらの車種はすべて沖縄には販売・メンテしている所はありません）。
こういった会社はメンテの度に本土に輸送しているんでしょうか？（マシエロさん）
其の疑問、MJブロンディがお答えいたします！
マシエロ様、ありがとうございます。涙が出ます。
沖縄でフェラーリ、すばらしい夢ですね。
私も何かお役に立ちたいところです。実は何を隠そうワタクシ、もう５年前のことですが、沖縄のフェラーリオーナー様を取材しに行ったことがあるんです！ちなみに当時沖縄には、フェラーリが７台あるとのことでした（レンタカーを除く）。
私が取材したのは、中部で大きなバイクショップを経営されているＭさんで、とにかくとてつもなく天真爛漫かつパワフルな、最高のナイスガイでした。その方も、沖縄には整備してくれるところがないので、どうしようもない場合は大阪まで船で送り、あとは「自分でやってるさ～！」とおっしゃってました。
ただ、Ｍさんが大阪まで送ったのは、テスタロッサで爆走しすぎてメインシャフトが折れた時だけで（修理に１年間、６５０万円）、タイミングベルト交換は、電話で大阪のガレージに話を聞きながら、自分でやりとげたそうです。
「最初にエンジンかけるときは、心臓バクバクだったさ(笑)！」とのことで、そりゃそうでしょうね～、もしベルトのコマを掛け間違えてたら、その瞬間にエンジンがパーですから！
重整備はともかく、日常的なオイル交換などなら、フェラーリであってもどこでも問題なく可能なはずです。「フェラーリは勘弁さ～！」と言われる可能性もあるでしょうが、そこは情熱でカバーできるでしょう。
また、Ｆ３５５以降のフェラーリは、信頼性も飛躍的に高まっていて、滅多に故障しなくなっています。
高級レンタカー会社も、恐らくそれに近い方法で維持しているのではないでしょうか。日頃の整備は、本土の専門ガレージに電話で問い合わせるなどして済ませ、どうしようもない場合は船で送るというような。
MJブロンディの「ひとりごと」
ちなみに取材したＭさんのテスタロッサは、走っている時に全開で追いかけてきた人に懇願されて売り（笑）、５年前は黒い５１２ＴＲにお乗りでした。
とりあえず、個人が維持しているフェラーリが、７台はあったんですから、マシエロさんができないということはないはずです！当たって砕けろで突撃すれば、リスクはありますが、必ず道は拓けるでしょう。健闘を祈ります！
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか！？』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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