学生カーソムリエによるジュネーブモーターショー2014&VW アウトシュタット見学ツアー レポート総評(1/3)

  • 筆者:
  • カメラマン:茂呂幸正
学生カーソムリエによるジュネーブモーターショー2014&VW アウトシュタット見学ツアー レポート総評
フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 フォルクスワーゲン 小型SUVコンセプト「T-ROC」 フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 フォルクスワーゲン 「ゴルフ GTE」 フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 フォルクスワーゲングループ全12社が参加するフォルクスワーゲングループナイトの様子 VWブランド研究開発担当取締役 Dr. ウルリヒ ハッケンベルクと記念撮影 VW AGグループのデザイン責任者であるワルター・マリア・デ・シルヴァ氏と記念撮影 画像ギャラリーはこちら

学生カーソムリエ特派員 甲斐亜偉人(立命館大学)

VWブランド研究開発担当取締役 Dr. ウルリヒ ハッケンベルクと記念撮影

今回のジュネーブモーターショー・アウトシュタット見学は「初めて」の連続でした。10時間を超えるフライト、ヨーロッパ、右側通行など…。

欧州にはあこがれがあったので、今回参加でき大変嬉しかったです。欧州車が好きということもありますが、もう一つ好きな乗り物である自転車の文化も発達しているため、欧州にはずっと行って見たいと思っていました。いざ欧州への権利を手にした時は嬉しかったですが、現地の活動を記事にして皆さんに見ていただくという経験は今までなかったため不安でした。しかし、会場で車を見たりお話を伺っていたりすると、不安よりも好奇心が勝ってきて取材に専念できました。

VW AGグループのデザイン責任者であるワルター・マリア・デ・シルヴァ氏と記念撮影

初日のフォルクスワーゲングループ前夜祭では、グループ企業の層の厚さを感じ圧倒されました。また、フォルクスワーゲンブランド研究開発担当取締役のハッケンベルグ博士やフォルクスワーゲングループのシルバ氏と記念撮影をさせていただき、思い出に残る日となりました。

プレスデイのカンファレンスではジャーナリストの方々が仕事をされている生の現場を体感できて感動しました。ワールドプレミアの車をこの目で見ることはもう無いかもしれません。貴重な体験ができました。

好きな車がなぜ好きなのかを考えたことがあるか

ジュネーブモーターショー2014の様子
ジュネーブモーターショー2014の様子ジュネーブモーターショー2014の様子

現地で感じたことは、まだまだ知らない車が多いということです。日本であまり目にしない海外ブランドが多いことに驚きました。また、自分は比較的小さい車(B・Cセグメント)が好きで、大きな車や高級ブランドにはあまり興味が無い「現実的な」車好きでした。しかし、プレスの特権で普段は触れることができない高級ブランドでも実際に乗り込んで触れることができ、高級ブランドには高いだけの理由があるということが体験できました。シートの包まれ具合や内装の素材の違いを学ぶことができました。

加えて、会場である自動車ジャーナリストの方とお話させていただいたときに、「好きな車がなぜ好きなのかを考えたことがあるか」という質問を受けました。その方がおっしゃりたかったことは、「自分のなかで評価軸をしっかりと確立することができれば、車をより深く理解することができる」ということでした。

人は自分の感覚で「走りやすい」「乗り心地が良い」「シートが合う」という感想を持ちますが、その基準が明確に分かっている人は少ないのではないかと思います。実際に、私は何が基準か分かっていませんでした。まだまだ乗ったことのある車は少なく情報の蓄積が無いため、様々な車に可能な限り触れてさらに車に関する知識を「自分の感覚で」身につけたいと感じました。

車で何ができるのか、車で人の人生にどのような多様性が生まれるのか

アウトシュタットの様子アウトシュタットの様子

アウトシュタットでは、フォルクスワーゲン社の自動車を中心とした文化の作り方に驚きました。小さい子どもでも乗り物に興味を持ってもらえるように工夫されている遊具や工作・料理体験。日本でもこのような自動車文化を育てて行ければ車離れが改善するかもしれません。

出発前に注目したいと言っていた自動運転については、今回の取材では自分の見た限り、展示を見つけることができずインタビューすることもできなかったため、現地で情報を仕入れることはできませんでした。ですが、これからも私自身としては注目していきたいです。

スイス・ドイツで過ごした一週間は夢のような時間でした。これからは、このような体験をさせていただいた恩返しとして車の魅力を伝えていけるように努力します。

車とは、「操る機械としての車」「相棒・家族としての車」「デザインを眺める対象としての車」など色々な楽しみ方があると思います。車を運転することはもちろん楽しいと思いますが、車内で過ごす仲間との時間なども楽しみの一つです。

学生カーソムリエ特派員 甲斐亜偉人(立命館大学)

車で何ができるのか、車で人生にどのような多様性が生まれるのかを示すことができたら、車に興味が無い人も車を人生の「相棒」として選んでくれるかもしれません。一車好きとして、車が好きな人が増えることを願っています。

最後になりましたが、このような機会を与えてくださったオートックワンの皆様、フォルクスワーゲンの皆様に感謝いたします。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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