トヨタ ヴィッツ グレード比較(2/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社
F系/スマートストップの設定もあるベースモデル
新型ヴィッツのベーシックラインを受け持つのが「F」系で、搭載エンジンは1リッターと1.3リッターの2機種。1リッターにはFのほかに装備を省略した「Mパッケージ」の設定がある。
また、1.3リッターにはFFと4WDの設定があるほか、FF車には「スマートストップパッケージ」が設定されているので、Fだけでも4種類の仕様がある。
新型ヴィッツ「F・Mパッケージ」は、法人需要やレンタカー需要などを対象としており、価格は106万円と安いものの一般ユーザーが普通に選ぶグレードではない。快適装備は、マニュアルエアコンやパワーステアリング、パワーウィンドウ程度だ。
Mパッケージではない「F」ならば、電動格納式リモコンカラードドアミラー/6:4分割可倒式リヤシート(1.3リッター車。1リッター車は一体可倒式)/バニティミラーなどが装備される。
1リッター車で「119.5万円」、1.3リッター車で「129万円」の価格は、競合車と似たような水準に設定されている。
尚、新型ヴィッツではオーディオは全車とも装備されていない。「全車オーディオレス」が標準であり、何らかのオーディオまたはカーナビをオプションで装着することになることを付け加えておこう。
新型ヴィッツ「F・スマートストップパッケージ」は、アイドリングストップ機構に加えて横滑り防止装置の「VSC」が標準で装備されて価格は「135万円」。新型ヴィッツで、アイドリングストップ機構が装着されるグレードはこの「F・スマートストップパッケージ」だけだ。
U系/充実した装備を備える快適グレード
新型ヴィッツ「U」グレードの搭載エンジンは1.3リッターと1.5リッターで、1.3リッター車にはFFのほかに4WDの設定もある。
充実した装備を備えるのが「U」の特徴で、紫外線を99%カットするスーパーUVカットガラスを始め、15インチタイヤ/コンライト/運転席快適温熱シート/助手席シートバックポケット/助手席シートアンダートレー/オートエアコン/タコメーター/スマートエントリー&スタートシステム/イモビライザー/インパネソフトパッドなどが標準で装備される。
価格は「1.3U」が150万円、「1.5U」が160万円。装備の充実度が高い分だけ価格設定も高めになるが、装備の中身を考えたら納得すべきところだろう。
この記事にコメントする