トヨタ カローラアクシオGT 試乗レポート(3/4)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:柴田康年(編集部)
「使い切れる速さ」が気持ち良い
カローラ アクシオ GTは、ベースのアクシオと比べ前述のTRDチューニングによって最大出力は 29kw(40ps)、最大トルクは56N・m(5.7kgf・m)のアップです。
実際ハンドルを握った感想は、数値を超える「 気持ちの良い速さ 」でした。
アクセルを踏み込むと、ストレスなく 6,000rpm までスムーズにエンジンがフケ上がる感覚がとても気持ちいいです。 正直、1速、2速では最初は慣れないと怖いくらいの加速を見せます。
排気量は 1,500cc なので、大排気量スポーツカーのような太いトルクで押し出すような感覚はありませんが、逆に我慢を強いられることがなくいつでもエンジンのパフォーマンスを発揮することができて、普通に街中を運転しているだけでとても楽しく、新人の私でも「操っている感」を感じることができます。
また、スポーツサスペンションの味付けも良く、かなりきついカーブでも適度なロールでLSDの効果もありグイグイと思い通りに曲がってくれます。一般道や高速道路くらいでは限界は見えず、サーキットにでも持ち込まないと限界は分からないかも知れません。
乗り心地については、スポーツサスペンションによる乗り心地の悪化を心配していましたが、以外にも継ぎ目の多い道路などでもストレスなく走ることができ、低速時でもゴツゴツ感がないところは流石メーカー系チューニングだけのことはあります。クラッチもガツガツ繋がるタイプでは無いので繋がりのショックはかなり少なく街乗りでも扱いやすいです。また、適度なタービン音やマフラー音が気分をそれなりに高めてくれます。
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