トヨタ アルファード&ヴェルファイア G’s(G SPORTS)試乗レポート/今井優杏(1/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:オートックワン編集部
アルファード&ヴェルファイアにも「走る喜び」を!
トヨタのスポーツコンバージョン車「G SPORTS」(G’s)は、前回のマークX G’s 試乗レポートにも記したとおり、現在マークXを含めて4車種(ノアとヴォクシーを別としてカウントするならば5車種)に展開されている特装車である。
「G’s」シリーズにおける、生産ラインの途中にチューニング工程を差し込むために叶えられた低コストと、同じく生産途中で加えられるスポット溶接増しなどの徹底した高剛性化は、「ぶっちゃけ一旦出来上がった製品をパカッと開いて作業しなくてはならないという他のサードパーティー・アフターパーツ屋さん泣かせなんちゃうのん?」と、老婆心ながらも心配になるほどオトクで質の高いモノなのだが、この11月、さらにトドメとも言える超人気車種・アルファード&ヴェルファイアにも追加されることが発表された。
ちょっとアンタ、そんなん売れるに決まってるやん!と実物を見ずして思ったが、これもあながち間違った推測ではないだろう。ミニバンオーナーにチューニング好きが多いのは周知の事実だと思う。
しかも、見た目だけでなく走りの性能が飛躍的に向上しているのは想像に難くない。
そのエクステリアは、あまりにもイカツすぎる!
試乗会場に展示してあったアルファード&ヴェルファイアはさすがG’s!な独特の存在感で待ち構えていた。
特にヴェルファイアの顔のイカツさといったら、ちょっとこのクルマがバックミラーに迫ってきたらヤだなと反射的に思わせるほどである。
『ベース車両の持つ「どうだ感」のような圧倒的な存在感を大事にしています』とは、スポーツ車両統括部・南輝之氏の談であるが、見た感じ“大事にする”というより“ものすごい誇張した”といった印象。
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