新型プリウスPHV、新型マーチは世界中で「カッコイイ」と高評価!マツダデザインの成功が日本車を変えた!?(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
新型マーチには発売予定の無い日本市場からもラブコール
ここにきて「やっぱりクルマはデザインですね!」と考えさせる状況が出てきた。例えばパリサロンで発表された日産マーチ。驚くほどデザインの評価高い。現行型のマーチは発表された瞬間からあまりに安っぽく、あまりにカッコ悪かったため、日欧揃って「う~ん!」の合唱だったことを思い出す。当然のことながら、日欧全く売れず。
新型マーチはパリサロンで欧州のメディアやユーザーから「いつ発売か?」という問い合わせが数多く出るなど早くも人気。発売予定の無い日本市場(欧州の工場で生産される。日本はノートとバッティングするため導入計画無し)からのラブコールまで寄せられているそうな。確かに現行マーチと新型マーチ、デザインレベルが子供と大人の差だ。
プリウスは米メディアから「アニメ好きの日本向けデザイン」と酷評
トヨタの新型プリウスPHVのデザインも、世界的規模で高い評価を得ている。比べられているのは普通のプリウス。先日、アメリカのメディアが「アニメ好きが多い日本人向けのデザインであり、アメリカは全く評価されておらず売れない」と紹介した。それ、間違いである。日本でもプリウスのデザイン評価は徹底的に低いですから。
日本でプリウスの販売状況が好調だったのは「プリウス」というブランドだからであり、一巡した現在、伸び悩んでしまっている。アメリカ人や欧州の人達だけで無く、日本人だって、お笑い芸人が目尻にセロテープ貼ったような目つきのデザインを「良い」なんて思っていない。今後、プリウスの売れ行きは一段と厳しくなるだろう。
そんな中に出てきたプリウスPHVはトラッドで爽やかで知的だ。ここまで違うと「何でプリウスをあんなデザインで出してきたのか?」という声だって多数出てくる。トヨタ関係者から「普通のプリウスのデザインをPHVと同じにして欲しい」というリクエストが出始めたという。やはりクルマはカッコ良くないとダメだと思う。
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