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試乗レポート 2005/11/23 11:14

トヨタ プリウス 試乗レポート

関連: トヨタ プリウス Text: 松下 宏 Photo: 原田淳
トヨタ プリウス 試乗レポート

マイナーチェンジをしたプリウス

プリウスは初代モデルが世界初の市販ハイブリッド乗用車として作られたクルマ。平成15年9月からの2代目モデルは、初代モデルに比べて大幅な進化を遂げ、クルマとしての基本機能である走る、曲がる、止まるを大きく向上させると同時に、従来以上に高い環境性能を確保してきた。走りを良くすると燃費も良くなるというハイブリッド車ならではのシナジードライブを実現したのが2代目プリウスである。

そのプリウスがデビューから2年を経て、マイナーチェンジを実施した。折しもライバル車であるシビック・ハイブリッドがフルモデルチェンジを受けたばかりであり、時期的に見てシビックを牽制するという側面も持つのは間違いない。

今回のマイナーチェンジでは内外装のデザインに手を加えたほか、バリエーションの充実化、装備や仕様の向上、足回りのチューニングなどによる操縦安定性や走行性能の向上などが図られた。

大きな変更はない改善内容

外観デザインの変更は比較的小幅なものだ。フロントグリルにメッキが施され、ヘッドライトやリヤコンビネーションランプのデザインが変更を受けたが、これはじっくり見ないと分からないくらいの違い。フロントフェンダーにハイブリッド・シナジー・ドライブのエンブレムが追加されたほか、リヤのエンブレムが大型化されたが、これも大きな変更ではない。

インテリア回りもインストルメントパネルやドアトリムにソフトパッドを採用したほか、コンビネーションランプの視認性を向上し、座り心地を良くしたシートには表皮に本革とアルカンターラを採用するなどして質感の向上を図っている。内装色に新たな2色を追加したのも見逃せない。

装備面ではハロゲンヘッドランプをマニュアルレベリング機能付きとしたほか、インテリジェントパーキングアシストに駐車区画線の自動認識機能を追加して使い勝手を高めている。

さらに静粛性が向上

ハイブリッドシステムそのものは変更を受けていないし、動力性能や燃費も今回のチェンジでは基本的に変わっていない。アクセルを踏めばしっかり加速するし、素直な操舵フィールを示す電動パワステの手応えや違和感の少ないブレーキフィールなど、基本的な走りのフィールは相変わらず上々のものだ。

ただ、走りそのものは全体にリファインされている。特に変わったのが静粛性の高さで、高遮音ガラスの採用などによって一段と静かなクルマになっている。

ハイブリッドカーはアイドリングストップによって停車時の静かさが大きな特徴だが、今回の改良で走行中の静粛性が向上した。

また足回りの最適チューニングなどによって操縦安定性や乗り心地も向上したとのことだが、これは新旧モデルを同時に乗り比べないと分からないようなレベルの違い。何の不満も感じなかったが、具体的に良くなったという強い実感を感じさせるほどではない。

総合的な魅力で選ぼうプリウス

今回のマイナーチェンジではSにスタンダードパッケージを、Gにツーリングセレクション・レザーパッケージを設定するなど、バリエーションの充実化が図られたのがポイント。ユーザーの選択肢が増したのは歓迎していい。

マイナーチェンジで装備や仕様が向上したため、価格的には心持ち高くなり、最上級グレードとなるレザーパッケージでは325.5万円の価格が設定されている。

ベースのSスタンダードパッケージは226.8万円だから、ほぼ100万円の幅広い価格帯を持ち、この間に6グレードが用意されるバリエーション構成となった。

ハイブリッド車であることの魅力を考えたら決して高いとはいえない価格帯だが、標準的なクルマとの違いを単純に燃費だけで取り戻そうと思ったら、そう簡単ではないのは確か。単に燃費の良さだけでなく、総合的な魅力で選ぶのがハイブリッドカーであるプリウスと考えるべき。お勧めはSツーリングセレクションだ。

筆者: 松下 宏

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