トヨタ アベンシス 新型車徹底解説(6/6)
- 筆者:
日本向けに用意されるのは155馬力の2リットル直噴のみ
ヨーロッパ仕様では1.6&1.8リッターのガソリンエンジンのほかに、2リッターディーゼルなども用意されるアベンシスだが、日本向けに用意されているのは最上級ユニットの2リッター直噴エンジンのみ。連続可変バルブタイミングシステムのVVT-iや独立ストレートポートなどの採用により、155馬力/19.6kgmのパワー&トルクを発生するとともに、超-低排出ガス車認定と平成22年燃費基準をクリアしている。
組み合わされるミッションは4速ATで、FFモデルにはマニュアル操作が楽に行えるシーケンシャルタイプのサブゲートが用意される。4WDはリヤデフの前にビスカスカップリングを配置するVフレックスフルタイム方式を採用する。
フロントサスペンションはコンベンショナルなストラット方式。リヤサスペンションはダブルウイッシュボーンにトーコントロールアームを追加したものを採用。カタログではダブルウイッシュボーンの表記となっているが、機能や動きを考えればマルチリンクと呼ぶのがふさわしい。4輪独立ブレーキとトラクションコントロールを統合制御するVSCが、FF車のシャシーコントロールデバイスとして用意されている。
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