「車の楽しさ」を忘れていないジュネーブMS/桃田健史(3/4)
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堅実なアウディ、独自路線のポルシェ・フェラーリ
世界各国でイメージが急上昇中のアウディは、同社のラインナップでエントリーモデルとなる3ドアハッチバック「A1」を発表。A1は、価格を1万6,000ユーロ(約198万円)に抑えることで若者層の獲得を狙っている。
また、排気量254ccの超小型ガソリンエンジンを車体後部に持つ、プラグインハイブリッド「A1 e-tron」もA1と同様に注目が集まった。A1 e-tronは、EVモードのみの航続距離が50km、エンジンを併用した航続距離は250km、最高速度は130km/hとしている。
同車はポルシェ「パナメーラハイブリッド」との技術共通性があると思われる。さらにパフォーマンス系として2ドアクーペ「RS5」も登場した。
ボルボは、新型「S60」を発表。「走りを最重視した」(同社幹部)という同車は欧州仕様では1.6リッターから3.0リッターまでディーゼル・ガソリンの多彩のエンジンラインナップを持つ。「60」シリーズは今年後半に新型「V60」が公開される予定だ。
シトロエンは3ドアハッチ「DS3」で様々なオプション設定を公開し、パフォーマンスモデル「DS3R」も展示した。
ベントレーは、コンチネンタル・スーパースポーツのコンバーチブルを公開。ルノーの目玉は、2シーターカブリオレの「Wind」。その他、小型四輪、2輪など様々なEVを「ZE(ゼロエミッション)」というブランドイメージで代替的に展示した。充電システムも220V家庭用と急速充電器に加えて、蓄電池公開ステーション型のイメージ模型を展示していた。
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