今度は買える!ホンダ新型「シビック タイプR」はカタログモデルに!再びFF最速に自信も(3/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:本田技研工業/山本シンヤ
340ps/425Nmくらいでも問題ない
現行シビックタイプRのエンジン出力は310ps/400Nmだが、実はガソリンが欧州のレギュラー(95RON)対応である。ホンダは「レギュラーで勝負したかった」と言うが、実際はシャシーとのバランスを考えた結果だろう。
新型はシャシーが大きくレベルしていることを考えると、ハイオク(98RON)仕様にして過給圧などを最適な制御にすれば340ps/425Nmくらいでも問題ないだろう。
現在、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)のFF最速争いはホンダ・シビックタイプR、ルノーメガーヌRSトロフィR、フォルクスワーゲンゴルフGTIクラブスポーツSの三つ巴の戦いとなっているが、假谷氏は「皆さん少しずつタイムを縮めてきているので、大幅なタイムアップは難しいですね」と謙遜する。
来年のジュネーブショー2017と言われている市販モデル公開時に“ブッチギリ”のタイムも公表されるだろう。
ターボを手にした新しい「タイプR」の世界
現行モデルの「タイプR」は日本限定750台で、欲しい人の多くが購入できなかった。
假谷氏は「新型は日本でも限定販売ではなくカタログモデルとしてラインナップしたいと思っています。日本の多くの人は『タイプR=高回転型NA』のイメージが強いですが、ターボを手にした新しい「タイプR」の世界を、日本の多くの人に体験してもらえるように頑張ります」と語っている。
[Text:山本シンヤ]
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