0~100km/h加速で5秒以下を実現!新ハイブリッドシステム搭載のレクサス「LC500h」2017年に発売
- 筆者: 桃田 健史
レクサスはスイス・ジュネーブモーターショー2016で、最上級クーペハイブリッドモデル「LC500h」を披露した。
今年1月の北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)で公開された「LC500」のハイブリッドモデルだ。
ボディサイズは「LC500」と同じで、全長×全幅×全高=4760×1920×1345(mm)、ホイールベースは2870mm。プラットフォームは、「LC500」から刷新する新型で、「グローバル・アーキテクチャー・フォー・ラグジュアリ・ヴィークル(GA-L)」と呼ばれる。
インテリアについては、イメージビデオで紹介された程度で、展示車での写真撮影は許可されなかった。
パワートレインは、新開発の「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。これは、「RX450h」などが搭載している2段変速式リダクション機構付のTHS-IIを改良したものだ。エンジンは排気量3456cc 2GR-FXSだが、「RX」より27kw増の最大出力220kw。システム出力は41kw増の264kw。
また、変速装置として、低速、中速、高速それぞれの走行域に対応した個別のトランスミッション機能を装備した。
トヨタのハイブリッドシステムの開発担当者は「クーペという車格で、よりダイレクトな走りを実現するため、これまでの変速システムを補足するシステムを考案した」と話す。
特に、新設したMモードでは、ドライバーがマニュアルトランスミッションのようにシフトすることで、エンジンからのダイレクトなパワーとトルクを体感できるという。
また、同システムを搭載することで「重量が増えるのでは?」との問いには、「バッテリーパックの素材をアルミ化するなどで軽量化を実現したため、システムの総重量としてはTHS-IIとほぼ同じになった」として、クーペとしての運動特性に対する考慮を示した。
加速性能では、0~100km/hで5秒以下を実現。発売時期は「LC500」と同じく、2017年の予定だ。
[Text:桃田健史]
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