マクラーレン MP4-12C 試乗レポート/西川淳(4/4)
公開日:
最終更新日:
- 筆者: 西川 淳
まさに歴史的“ニューヒーロー”の誕生
7速デュアルクラッチミッションのオートマチック変速も上々だ。自動変速でゆっくり流している限り、スーパーカーに乗っているという気分は希薄である。音も煩わしくない。リアルスポーツカーとは思えない上質さだ。
そして、右足に力を込めれば流れる景色が一変する。
クルマの軽さを、これほど気持ちよく感じることも稀だ。それでいて、恐怖心がない。ロードホールディングとエアロダイナミクスが利いている。
気づけば、とんでもない速度域に。
ただし、フェラーリのように乗り手を煽るサウンドはない。高回転域で非常に心地いいメカニカルフィールを楽しむタイプである。ただし、外から聞く分にはかなりの爆音だが。
12Cの真骨頂は、見事に躾けられたハンドリング性能にある。
この記事にコメントする