フォード 新型 SUV「エコスポーツ」国内初試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
エコスポーツは、フォードの「ONE Ford戦略」によって企画された。世界各地のフォードの組織を一体化して、全世界に通じる商品を効率良く開発することを目的とする。以前のフォードは、簡単にいえば北米と欧州に分割され、それぞれが性格の違うクルマを開発していた(一部のデザインには共通性があったけれど)。そこを「ONE Ford戦略」ではひとつに集約している。
すでに現行型のフォーカス/クーガ/フィエスタが「ONE Ford戦略」に基づいて開発され、4車種目がエコスポーツだ。最終的には世界の100か国以上で販売する予定で、生産工場もブラジル、中国、タイ、インドと多い。日本に輸入される車両を含め、右ハンドル仕様はインド製である。
フォードといえばアメリカ車の代表で、大排気量のV型8気筒エンジンを積むイメージもあるが、乗用車では昔話になりつつある。マスタングまで2.3リッターのターボを用意する「ダウンサイジング」の時代だから、「ONE Ford戦略」は理屈に合うのだろう。
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