【試乗】ホンダ アコード プラグイン ハイブリッド 試乗レポート in 沖縄/まるも亜希子(2/3)
- 筆者: まるも 亜希子
- カメラマン:和田清志
南国・沖縄で環境にやさしいアコード プラグイン ハイブリッドでゆったりドライブ♪
重厚感のあるドアを開けて運転席に座ると、ゆるやかな弧を描くインパネのラインや、サトウキビ由来のバイオPET表皮を使ったエコで肌触りのよいシートに、ちょっと未来のクルマを感じる。
赤いスタートボタンで始動すれば、大きなメーターが鮮やかなブルーに彩られ、6.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーと、2.0リッターアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンがどう働きながら走っているのかが、ひと目でわかるエネルギーモニターが表示される。
室内はとてもゆったりとしており、頭上にも余裕があってリラックスして過ごせる空間。ボディサイズは全長4.9mにもなるけれど、視界がよく、前方はボンネットがしっかり確認できるし、後方視界も広いから運転しやすい印象だ。
アクセルにそっと力を込めると、メーター内に「EV」という表示が出て、まずはバッテリーに蓄えた電気でEV走行をしながら、海を目指した。
発進からなんの引っ掛かりもなく、スルスルとなめらかな加速フィールに心が踊る。モーターだけでトルクが307Nmもあり、それが0km/hから引き出せるのだから、この加速の気持ち良さはEVならではだ。ステアリングには適度な落ち着き感があり、軽く手を添えているだけで安定しているのも頼もしい。
南国らしい街並を抜けていくと、門柱や瓦屋根からこちらを見ているシーサーが、家ごとに違った表情をしていて楽しい。庭先からこぼれる花々も、東京では見られないものばかりだ。池の向こうに首里城が少しだけ見え、さらにテンションがあがった。
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