プジョー 2008(新型クロスオーバー) 国内試乗レポート/森口将之(2/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:和田清志
コンパクトなボディサイズに好感
まずは208と共通のプラットフォーム上に載るボディサイズに好感を抱いた。全長は200㎜長い4160㎜だが、全幅は1740㎜のままで、80㎜アップした全高は1550㎜と、一般的なタワーパーキングに収める寸法に収めているのだ。
スタイリングはなんといっても、ルーフウェイブが効いている。センターピラーあたりでルーフがキックアップしているのだが、サイドウインドーを取り囲むモールもこの部分だけ太くして目立たせている。この演出だけでハッチバックとは明らかに違う、クロスオーバーらしさが伝わってくる。
座ってみても感じられるプジョーの底力
インパネや前席は208と基本的に同じだけれど、ざっくりしたニットのようなブラウンのトリムやファブリックのおかげで、別のクルマに見える。シートの座り心地とサポート感の良さはさすがプジョーだ。
一方の後席は一段高く座る。身長170㎝の僕が座ると、ひざの前には10㎝ぐらいの空間が残る。頭上は例のルーフウェイブのおかげで余裕たっぷりだ。後方の荷室は定員乗車でも360ℓを確保。たしかに奥行も深さもたっぷりしている。しかも背もたれを倒すと座面が沈み込んでフラットに畳めるという、国産車並みの芸まで仕込んでいる。
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