autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 都市交通の新しい提案、ポルシェのE-ハイブリッドはオススメか? 2ページ目

自動車評論家コラム 2015/11/27 22:15

都市交通の新しい提案、ポルシェのE-ハイブリッドはオススメか?(2/2)

関連: ポルシェ Text: 清水 和夫 Photo: ポルシェ ジャパン
都市交通の新しい提案、ポルシェのE-ハイブリッドはオススメか?

従来のポルシェにはない感覚で、新鮮であり感動的

ポルシェのハイブリッド技術のバックボーンにはしっかりとした哲学が存在する。ポルシェはまずカイエンとパナメーラから1モーターのハイブリッドを市販化した。

パワートレーンはアウディ製のエンジンとハイブリッドシステムを使うが、バッテリーの容量が少ない第一世代のハイブリッドはパワーと燃費を高いレベルで両立することは難しかった。そこで二代目ハイブリッドはすべてPHEV化し、パナメーラからE-ハイブリッドを商品化した。

今回取材したカイエンS E-ハイブリッドもPHEVで、普通のハイブリッドは姿を消している。

限定918台で市販されたスーパーカーのポルシェ918

カイエンPHEVは918と同じアシッド・グリーンのキャリパーが目立つ。このキャリパーこそPHEVのアイコンである。

従来の摩擦ブレーキと違って、ハイブリッドには回生ブレーキが備わっているということを主張しているのだ。ブレーキを踏むたびにモーターが発電機となり、運動エネルギーが電気エネルギーに変換されてバッテリーに蓄えられる。

テストドライブではまずEVモードを試した。一切、エンジンの音が聞こえないカイエンは不思議な乗り物だ。まるで小川を流れる木の葉のごとく、静かに動き加速する。この感覚は従来のポルシェにはないもので、新鮮であり感動的だった。

都心では完全にゼロエミッションで走れるポルシェのPHEV

カイエンS E-ハイブリッド

搭載されるリチウムイオンバッテリーは容量9.4kWh。PHEVなので自宅でも充電可能だ。EV走行は30km以上を実現し、電気モーターは70kWもあるので時速135kmまで出せる。都心では完全にゼロエミッションで走れるのだ。排気ガスをぶちまけて走るクルマがお馬鹿に思えた。

ハイブリッドモードではエンジンとモーターが合体し、0-100km/h加速は6秒台で駆け抜ける。なんとも気持ちがいい加速だ。V6ターボと変わらないではないか。高速走行中にクルージングするとエンジンが停止してコースティングするが、再び加速するとエンジンは知らないうちに始動する。そのくらいスムースなのだ。

カイエンS E-ハイブリッド

充電モードに切り変えると、モーターは発電機として機能し、充電しながら走ることができる。目的地でEV走行が必要な場合もあるので、準備しておけるのはありがたい。

そんなドライブモードはスマートフォンと連携して情報を知ることが可能。カイエンS E-ハイブリッドは単なる燃費のチャンピオンカーではなく、都市交通の新しい提案であり、現代のライフスタイルに合っている。

ライムグリーンカラーのキャリパーを見たら、新しいポルシェが来たと思って欲しい。

[Text:清水和夫]

筆者: 清水 和夫
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