日産 スカイラインクーペ 新型車解説

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日産 スカイラインクーペ 新型車解説
エクステリア リアスタイリング フロントビュー リアビュー サイドビュー インテリア フロントシート リアシート ラゲッジ ゴルフバック積載図 ドアトリム 画像ギャラリーはこちら

スカイライン 50年目の時を迎えて

今年は日産にとって偉大なる記念の年だ。スカイラインが誕生から50周年を迎えたのである。昨年11月に12代目V36型スカイラインを世に送り出して間もなく1年が経ち、待望の2代目スカイラインクーペの誕生だ。国内外で高評価を博し、特にインフィニティG35クーペはクラストップシェアのクルマとなっただけに、待ち望んでいた人も多いことであろう。

超魅惑・超洗練・超高性能のクーペ

イメージ

新型スカイラインクーペは、キーコンセプトに超魅惑・超洗練・超高性能の3つを掲げ、先代よりもさらなるハイ・コンセプトで世に送り出された華麗なるマシンだ。まず1つ目に、艶やかな躍動感あるエクステリアデザイン。2つ目に卓越した走行性能。そして3つ目に洗練されたインテリアをアピールポイントとし、キーコンセプトとそれぞれをリンクさせるクルマ創りを行った。

新型スカイライン・クーぺのボディサイズは全長4,655mm×全幅1,820mm×全長1,390mmとし、先代より全長10㎜、全幅5mmの拡大と、全高5mmのトールダウンをしており、さらなる低重心化とワイドトレッド化によりクーペとしての走行性能を向上させたFMパッケージとしている。

エクステリアリアスタイリングフロントビューリアビューサイドビュー

まさにパーフェクトなデザインバランス

デザイン面では、高性能スポーツクーペを知らしめる厳格で高い意識を印象づけるエクステリアデザインを披露している。先代スカイラインクーペから、セダンとは共有部位を持たない外観デザインとしてきたが、新型スカイラインクーペにおいても、セダンとデザインは同じとしながらも、クーペ専用パネルと部品でデザインされている。

フロントは、低く構えたフード先端と動きのある面によって、彫刻的な輝きのフロントグリルと、精悍な表情でキリッとしたヘッドランプを印象的に際立たせている。またフロントフェンダーの強い張り出し感が車体全体の安定感を強調している。サイドは、自然で優美的な流れを感じさせるシルエットを特徴とし、グラマラスなフェンダーや、シャープにカットした特徴的なシルラインでスピード感ある動きを表現している。

そしてリアは、スポーティーながら力強い存在を感じさせるCピラーからの流れが印象的。またスポイラー形状のトランクと滑らかに融合しているリアエンドが先鋭な雰囲気を醸し出している。そして高性能な走りを予感させるデュアルエギゾーストに、改めて新型スカイラインクーペの特別な風格を感じた。

インテリアは、木目調とアルミのフィニッシャーの2種を設定。ゆったりとカーブしたラインで構成したドアトリムが、既に全体の落ち着きを物語っている。ドアトリムはドアの大きさを生かしたクーペ専用デザイン。囲まれ感を演出したドライバー回りと、インストルメンタルパネルからドアへスムーズに流れる豊かな面を持つアシスト側が、高品質で快適な空間を演出している。

センタークラスターを中心に気持ちよくウェーブするインストの流れと、縦基調で優美に流れるセンタークラスターのコンビネーションは快適さを表現している。

装飾装備面では、モダンな高級感を演出してくれるアナログ時計や、手縫いの平行ステッチを採用した本革巻きステアリング、サイドブラインドモニターとバックビューモニターなどを採用。快適なインテリアと、走る楽しみを予感させるエクステリアで、見事なデザインバランスを披露している。

インテリアフロントシートリアシートドアトリムファインビジョンメーター

強烈な使命を背負った存在その役目とは

VQ37VHRエンジンタイヤ&ホイール

駆動性能は、新開発3.7L VQ37VHRエンジンを搭載。最高出力は:245kw(333ps)/7000rpm、最大トルク363N・m(37.0kgm)/5200rpmを発揮する。これは最先端技術VVEL(バブル作動角・リフト量連続可変システム)を採用した新世代高性能エンジンだ。またVVELの採用により発進時、最加速時など、どんな状況でもドライバーの意志に瞬時に反応する高いレスポンスと、爽快感のある高回転域での伸びを実現。このため圧倒的なパワー感を得られる走りを体験できる。

サスペンションは、前輪にダブルウィッシュボーンサスペンション、後輪にマルチリンク式を設定。デュアルフローパスショックアブソーバーを採用し、大きなうねりや路面の荒れたコーナーでの4輪ストローク変化を徹底的に分析したことで、減衰力特性とリバウンドスプリング特性を最適化した。4輪アクティブステア(4WAS)を搭載したことで、キビキビした動きを提供し、安定したハンドリング操作をサポートしてくれる。そしてVDC(ビークルダイナミクスコントロール)を採用。この新型スカイライン・クーペでは新ロジックを採用しており、大きなヨーレート変化をなくし、よりドライバーの意思に合う安定した走行を実現している。

全てにおいて優秀機能が凝縮されていると言って過言ではない新型スカイライン・クーペ。デザインから運動性能に至るまで、常にその時代の憧れの的であるだけに、そこには妥協という言葉は存在しない。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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