日産 スカイライン 試乗レポート(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:島村栄二
スポーティなスカイラインがさらにエコも手に入れた!
スカイラインは日産車の中でも最も良く知られているブランドで、日本を代表するスポーティモデルとして作られてきた。現在ではアメリカのインフィニティチャンネルでも販売されるようになって、従来とは少しイメージの異なるクルマになっているが、それでもスポーティな走りのクルマという基本的な性格は変わっていない。
現行モデルは2006年10月にセダンが、2007年11月にクーペが登場し、2008年12月に改良を受けているが、2010年1月には改めてマイナーチェンジを実施し、魅力アップを図ってきた。
今回の改良では、前後の外観デザインに手を加えたほか、インテリアデザインも変更し、さらに装備の充実化やバリエーションの拡充を図っている。特に大きく変わったのは2.5リッターエンジンを搭載する2WD車で、ATが5速から7速に変更され、走りの性能を向上させると同時に燃費を向上し、エコカー減税(50%)&補助金に適合させている。
アグレッシブなスタイルに装備も充実
外観デザインが変更されたのはセダンで、フロントグリル、フロントバンパー、ヘッドランプ、リアバンパー、17インチアルミホイールなどのデザインが新しくなった。同時にタイプS系には専用のフロントバンパーを採用することなどによって、ワイドで低重心、アグレッシブでスポーティなイメージの外観に仕上げている。
今回のマイナーチェンジではインテリアも変更を受け、AT車のセンターコンソール部分のデザインが新しくなった。わずかな変更ではあるものの、インテリアにまで手が加えられるのは珍しい。
このほか、アルミフィニッシャーや木目フィニッシャーのカラーを変更したり、メーターの文字を変更するなどの細かな改良も加えられている。装備関係では、カーウイングスのHDDナビを主要グレードに標準装備、インテリジェントエアコンも機能を向上させて主要グレードに標準装備。
主要グレードにオプション設定されるインテリジェントクルーズコントロールは作動車速域を拡大している。
バリエーションの変更では装備を簡略化して低価格を設定したAパッケージを追加している。
この記事にコメントする