日産 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)試乗レポート/小沢コージ(3/3)

日産 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)試乗レポート/小沢コージ
新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)フロントイメージ 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)リアイメージ 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)フロントビュー 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)リアビュー 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)サイドビュー 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)と小沢コージ氏 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)フロントフェイスアップ 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)ヘッドライトアップ 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)フロントグリル 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)フロントグリルのロゴに搭載されているフロントカメラ 新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)サイドミラー下部に搭載されているサイドカメラ 画像ギャラリーはこちら

ユーザーの姿勢をよく見ているチェンジ

新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)フロントフェイスアップ
新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)ヘッドライトアップ新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)リアイメージ&テールランプ

というわけで純粋にクルマをハードとして見た場合はさほど変わってない新型 日産 セレナ。しかしそれはそれで凄い戦略であり、特にライバル、ホンダ ステップワゴンと比べると狙いの正しさが分かる。

今回燃費はJC08モードでみてクラス最良の15.2km/Lとなったわけだが、ステップワゴンが15.0km/Lだから、その差たったの0.2km/L。ぶっちゃけ実質的には無視できる範囲だ。だが税制的にはエコカー減税率が75%から100%になり、その差、約3万5000円だから相当デカい。価格上昇分の8400円を補ってあまりある。

見た目も新たにHYBRIDエンブレムだけでなく、ヘッドライトには薄いブルーのインナーレンズが入ったり、リアコンビランプがクリアタイプになっていたり、薄いブルーのメタリック塗装が選べたりと総じて効果的。

実際、今のクルマ販売現場はぶっちゃけハードをあまり見比べないのが実情。「なんか安いのない?」「燃費いいのない?」って尋ねてくる客は多く、そう考えると新型セレナは、そこを見事にピンポイントに付いてくる。

新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)セカンドシート新型セレナハイブリッド(S-HYBRID)ライダー パフォーマンススペック ブラックライン 走行イメージ1

我々クルマ好きはつい「内装が良くなった」「走りが良くなった」を重視しがちだが、一般ユーザー、特にミニバンユーザーは「安さ」と「エコ」。他は極端な話、ある程度あれば変わらなくてもいい。そうでなくともミニバンを本格ハイブリッド化すると室内が狭くなるのがオチ。

某社の本格HYBRIDミニバンがいい例だ。となると逆に、基本の広さがガソリン車と全く変わらない今回のS-HYBRIDの方が「正義」だと言えなくもない。

要するに、我ながら「走ると前とあまり変わってない」って文句は、クルマボケしたマニアのたわごとと言えなくもないのだ。最大の問題は燃費、そしてイメージ!それが現実!! そうでなくとも新型セレナは、2列目シートにすべて3点式シートベルトを採用するなど、安全性も向上させている。

ついでにさらに見た目や走りがハードな「ライダー」仕様にも、今回HYBRID車を用意し、免税を獲得。結果、新型セレナの受注数の9割以上がHYBRIDだという。もはや“S-HYBRID専用車”と言っても差し支えないレベルなのだ。

変えるべき所を効果的に変えて、余計なことはしない。ホント、最近の日産さんって良くわかってますよねぇ。

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小沢 コージ
筆者小沢 コージ

横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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