電動化の楽しさを表現した究極のスポーツカー「日産 ブレイドグライダー」に試乗! 日産が提唱する電動化技術の未来とは(1/2)

電動化の楽しさを表現した究極のスポーツカー「日産 ブレイドグライダー」に試乗! 日産が提唱する電動化技術の未来とは
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2017年4月、日産は同社の電動化技術を体感するイベント「NISSAN INTELLIGENT POWER」体験会を開催した。EVの今と未来を体感出来る様々なイベントが用意される中、1+2人乗りのEVコンセプト「Blade Glider(ブレイドグライダー)」や、ワンメイクレーサー「NISSAN LEAF NISMO RC」に試乗することが出来た! 日産が考えるEVの愉しさ、そして未来の姿とは。モータージャーナリスト岡本幸一郎さんのレポートでお届けする!

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日産が追求するEVの「Fun-to-drive」を体験

日産 インテリジェント・パワー体験レポート/岡本幸一郎

1年前のジュネーブショーにおいて、日産は将来の「ゼロ・エミッション」と「ゼロ・フェイタリティ」の実現に向けたビジョン「インテリジェント・モビリティ」を発表した。それを構成する3つの要素のうちのひとつである「インテリジェント・パワー」というのは、日産が先駆者として推進するパワートレインの電動化に代表される、クルマのさらなる効率化と電動化による走りの楽しさを意味する。

バッテリー、エンジン、水素など電動化のためのエネルギー源の多様性に対応しつつ、コア技術であるモーター駆動力によるドライビングプレジャーを追求していこうという考え方だ。

<Nissan Intelligent Power_BladeGlider>  日産 インテリジェント・パワー体験レポート/岡本幸一郎

このほど、千葉県の袖ケ浦フォレスト・レースウェイにて、日産のパワートレイン電動化技術に触れることができるイベント、「NISSAN INTELLIGENT POWER」(ニッサン インテリジェント・パワー)体験会が開催された。

会場には、様々な車両がズラリと揃えられていたのだが、その中の1つ、今回の体験会の目玉である「Blade Glider」(ブレイドグライダー)のプロトタイプに同乗体験することができたので、まずはそちらをお伝えしよう。

ゼロエミッションのスポーツカーに挑戦したい想いから生まれた「ブレイドグライダー」

<Nissan Intelligent Power_BladeGlider>  日産 インテリジェント・パワー体験レポート/岡本幸一郎
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2013年の東京モーターショーの目玉のひとつとしてコンセプトカーが披露されたブレイドグライダーは、見てのとおり極端にフロントが狭くリアがワイドなフォルムや、1+2の3人乗りレイアウトが特徴だ。

通常こうした類いのコンセプトカーというのは、発表後いくつかのモーターショーをまわったのちリタイアするものだが、ブレイドグライダーはあまりに反響が大きかったことや、日産としてもゼロエミッションのスポーツカーに挑戦したいという強い思いがあったことから、具体的な開発がスタート。2年におよぶ集中的な開発の成果として完成したのが、同プロトタイプである。

また、この種のクルマの開発というのは内密に行なわれるところ、一般の人々やメディアの反応を確認したいという意図から、こうして我々が実車に触れる機会が積極的に設けられたのも異例のことで、2016年8月にリオで公開されて以降、精力的に世界を回っているところだ。

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フォーミュラEのサポートチームもノウハウを提供

<Nissan Intelligent Power_BladeGlider>  日産 インテリジェント・パワー体験レポート/岡本幸一郎
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むろんコンセプトカーは基本的に動かせないものだが、プロトタイプというのは動かせなければ意味がない。エンジニアリング面でもっとも重視したのは、もともとのコンセプト、すなわち100%ゼロエミッションでもドライブして楽しいものであるべきという方向性に忠実であることである。

200kWの高性能リチウムイオンバッテリーを2基搭載し、130kWのインホイールモーターをそれぞれリア左右の駆動輪に内蔵し、トルクベクタリング機能も有する専用パワートレインの開発には、フォーミュラEのサポートにも携わり、豊富な経験を持つウイリアムズ アドバンスド エンジニアリングのノウハウが活かされている。まったくのゼロエミッションでありながら、最高出力200kW、最大トルク707Nmを発生し、0-100km/h加速タイムは5秒以下、最高速度は190km/hに達しているというのはたいしたものだ。

サスペンションはお約束の前後ダブルウィッシュボーン式。タイヤサイズはフロントが175/55R17、リアが265/35R19と、やはりフロントの細さが印象的。オープンルーフとされたのは、静粛性の高さとブレイドグライダー特有の滑空するような感覚をより味わえるようにするためだ。

かつて味わったことのないような浮揚感!このまま飛び立ってしまいそう!

<Nissan Intelligent Power_BladeGlider>  日産 インテリジェント・パワー体験レポート/岡本幸一郎

電動パワートレインのおかげで内燃機関やギアボックスなどを気にすることなく、従来の考え方に捉われず設計できるため、デザイナーにとっても自由度が高まった。それを活かして理想的な空力特性を追求したり、乗員をこのようにレイアウトすることができた。

コクピットは写真のとおりシンプルで、ステアリングホイール上にも情報が表示される。ドアミラーはなく、後方の状況はインパネ左右にカメラの画像が映し出される。我々はバンザイするように前側が大きく跳ね上がるドアから、ドライバーズシートと同じようなバケット形状のリアシートに収まり、さっそくコースイン!

パッセンジャーもドライバー同様の視界を共有し、航空機を操縦しているかのようなワクワクした気分を味わえるようになっている。

<Nissan Intelligent Power_BladeGlider>  日産 インテリジェント・パワー体験レポート/岡本幸一郎

走り出したときから、ブレイドグライダーはかつて味わったことのないような浮揚感を覚えつつ、ストレートでスロットルを開けると、200kW/707Nmの加速は、やはり強力そのもの。まるでこのまま飛び立っていきそうだ。

リアタイヤ直前の低い位置に配された後席で感じる、ロングホイールベースとフロント・ナロートレッドとリア・ワイドトレッドによるコーナリングも独特の感覚。リアがロールすることなくドッシリと踏ん張り、遠くでフロントだけが動いて曲がっていくというニュアンスだ。

ドライバーの斜め後方からドライビング操作と迫り来るコースをつぶさに見ることができるのも、このクルマならでは。わずか2周の貴重な体験は、あっというまに終わってしまったが、とてもエキサイティングなひとときであった。

>>「Blade Glider」(ブレイドグライダー)が動いた!走った! 動画は次ページをチェック!

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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