日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~(2/5)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:日産自動車・オートックワン編集部
日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~
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ゴーン氏は「2020年までに革新的な自動運転技術を複数車種に搭載させる」と宣言

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

確かに完全な自動運転へ、いきなり切り替えるのは無理だ。日産のカルロス・ゴーン社長兼CEOは「2020年までに革新的な自動運転技術を複数車種に搭載予定」としているが、開発者に尋ねると、直近の5年後に実現できるのは「スーパークルーズコントロール」のような機能らしい。

今のクルーズコントロールでも、カメラやミリ波レーダーを使って、車間距離を自動制御しながら追従走行が行える。限られた条件下では、アクセルとブレーキペダルの操作は自動化された。これにステアリングの操作まで加えた制御が、2020年頃までに実用化されるという。

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

実際、すでに市販されている快適装備には、路上の白線に合わせて電動パワーステアリングにアシスト・トルクを与えるタイプがある。クルーズコントロールの発展型として、ハンドル/アクセル/ブレーキの運転支援(自動運転ではなく支援)であれば、5年後の実現も不可能ではないだろう。

ただし今のクルーズコントロールは、ペダル操作は自動でも、ステアリングはドライバー自身が操作するから「運転している自覚」を持てる。ステアリング操作まで自動になると、運転支援のスーパークルーズコントロールでも、実質的には助手席に座っているのと同じだ。激しく眠くなるだろう。開発者にそこを尋ねると「ドライバーの注意が散漫になっていることを警告する機能などが必要になる」とのことであった。

「手動から自動運転へ」の過渡期は、思った以上に長く続く!?

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

一方、完全な自動運転を実現するにはインフラの整備も行わねばならず、「手動から自動運転へ」という過渡期の時代が相当に長く続く。だからインパネがトランスフォーマーのように切り替わることはないにせよ、2つの操作方法に対応せねばならない。

この手動と自動を兼ね備えた機能は、「自動車の魅力」に迫ることになりそうだ。

元来の(自分で運転する)「自動車」は、ドライバーの肩幅がまるで車両の全幅まで拡大されたような一体感を得られる機械で、このように積極的に自ら操れる楽しさこそ、自動車の根源的な魅力である。

その一方で、自動運転モードがあれば、ドライバーが疲労している時にも、自動車は癒しの空間となって目的地まで優しく移動してくれる。

日産 IDSコンセプトのMD/PDモードは、このユーザーの気持ちに合わせた自動車の二面的な効能を、さらに強めるだろう。

[過去のコンセプトカーから受け継がれていた、意外な思想・・・次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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