日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~(4/5)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:日産自動車・オートックワン編集部
日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~
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自動運転時、事故が起きないようにするために

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

以上のように日産 IDSコンセプトは、自動運転に向けた考え方を明確に示した。

この中には大切な要素として、交通事故の完全な防止も挙げられる。言い換えると、交通事故の完全防止が達成されない限り、自動運転は成立しない。

交通事故が発生した時、自動運転である以上はユーザーに責任を問えず、製造メーカーに責任があるとすれば、瑕疵のある商品になってしまう。そしていかに高度なセンサーを備えた自動運転車でも、走行する自動車の直前に人が飛び出したら、接触は避けられない。

この問題を解決するには、車道と歩道の完全分離しかないだろう。歩行者と車両が接近するのは乗降時に限られ、徐行か停止状態になる。

そしてすでに自動運転が実現している公共の交通機関と同様、車道内は立ち入り禁止で、その中で事故が発生すれば、原則として立ち入った側に帰責性が生じるコンセンサスを確立させねばならない。となれば完全な自動運転の実現には相当なインフラ整備と時間を要する。

自動車が根源に持つ不完全さを「カンペキ」にする自動運転

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

とはいえ自動運転は成就させる必要がある。理由は究極の移動手段になるからだ。その効果は以下のようになる。

(1)交通事故ゼロの達成

これは上記で述べたとおりだ。

(2)環境性能の究極的な向上

すべての車両を集中管理された状態で運行すれば、目的地まで最も効率の高いルートで移動できる。車両の運行に要するエネルギーを究極的に削減できる。

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

(3)自動車が持つ不公平の払拭

現時点では、運転免許を所有していないと、1人で自動車を使って外出できない。自動運転が達成されれば、この不公平を解消できる。盲目のユーザー、上半身と下半身の両方に不自由のあるユーザーが、1人で外出できるようになれば究極の福祉車両になる。この効用だけを考えても、自動運転を達成する価値は十分にあると思う。

(4)ビジネスの効率向上

移動中にオフィスにいる時と同じように仕事ができれば、実質的に移動時間をゼロにできる。効率的には瞬間移動と同じ価値を発揮する。

つまり、交通事故を発生させながら、限られた人達しか運転のできない今の自動車は、およそ完成された商品とはいえない。

これを完成に導くのが自動運転で、日産 IDSコンセプトは、そこまでの道筋を具体的に示した。

[自動運転が指し示す未来の自動車像・・・次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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