アウディ 80/A4の累計生産台数 1000万台を達成
記念となる1000万台目はミサノレッドのAudi S4
アウディは、10月初旬、Audi A4とその先代に当たるAudi 80の累計生産台数が、1972年の生産開始から数え、1000万台に達したと報じた。
1000万台目として出荷されたその記念碑的なモデルは、ブラックとアラバスターホワイトのインテリアを施し、245kW(333ps)を発生するV6エンジンを搭載した、ミサノレッドのボディカラーを装ったAudi S4。
Audi 80は1995年に生産を終了するまで4世代を継続。そしてこれを引き継いだAudi A4も現在では4世代目へと継承されている。1994年に生産開始したAudi A4は今年3月に累計500万台を達成した。これに対してアウディAG生産担当取締役のフランク・ドレヴェス氏は「ミッドサイズカーを1000万台生産してきたという業績に関して、私たちはとても誇りに感じている」と述べた。
Audi A4は発売以来、世界中のマーケットで同社のベストセラーとなっている。アウディは効率的な生産システムを稼動させながら、1994年以来、インゴルシュタット工場で、Audi A4、A4 アバント、A4 allroad quattro、S4の4モデルを生産。また生産計画の一環として2007年以降はネッカーズルム工場もその一部を担っている。
インゴルシュタットの工場長であるペーター・ケスラー氏は「Audi A4の成功は、インゴルシュタットチームの生産性と高いモチベーションがあったからこそ生まれたもの。生産部門における作業は複雑化しているが、効率的なプロセスとトップチームが備える知識により、難題をクリアしている。」と語り、アウディの生産体制の進化は、常に高いレベルにあることを強調した。
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