日産、インドネシアにおける中期事業戦略を発表

日産

日産の子会社であるインドネシア日産自動車会社(NMI: Nissan Motor Indonesia)は29日、インドネシア市場における同社の中期事業戦略を発表した。自動車需要の急激な増加を見せている同国において日産は、開発・生産・販売面を強化し、2009年(暦年)に4.4%であったマーケットシェアを2013年には10%以上に拡大することを目指す。

日産の、2009年の同市場における販売台数は21,440台であったが、2013年までにおよそ9万台まで引き上げる計画である。これを達成するために、同国内では現在46の販売店舗数を80店舗以上にまで増やす予定。また、車両組立工場には20億円規模の新規設備投資を行い、生産能力を現状の年間約5万台から、2013年までに10万台まで引き上げることを計画している。なお同工場では、新型「マーチ」のインドネシア市場向けの生産を本年11月に開始する予定。さらに2011年には「ジューク」の生産および同国内への投入も開始される計画である。

今回の発表に際し、NMI社長の木村隆之は次のように語った。

「近年、インドネシアではモータリゼーションが急速に進んでおり、国内経済の安定的な発展により、日産にとって非常に重要な市場となる。今後は同国において商品力の強化、生産能力の増強、販売網の拡充を行っていく。お客さまのニーズに合った商品をお求めやすい価格で提供することで、NMIは同国の更なる経済発展にも貢献したいと考えている。」

日産は、市場調査、設計、車両評価および品質管理を行う研究開発(R & D)センターを2011年に同国内に設立する。インドネシアでの国産化を推進し、お求めやすい価格の実現を図ると共に、お客さまの要望により、高品質な商品を的確なタイミングで提供する体勢を整えていく。

さらに、高級車需要にも対応するため、インドネシア日産は、高級車ブランドであるインフィニティモデルの販売を開始する。インド・モービル社を販売パートナーとし、2011年初頭にはジャカルタ市内にインフィニティモデルを専門に扱う販売店を開設する。インフィニティ FX、M、およびGクーペの販売を開始し、インドネシア市場における高級車ニーズに応えていく。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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