フィアット、「アバルト」ブランドモデルが日本市場で累計販売台数3,000台達成

フィアット クライスラー ジャパンは5月31日、2009年4月より日本での販売を開始した「アバルト」ブランド車種の国内累計販売台数が3,000台を達成したと発表した。

アバルトはフィアット社の車両をベースにスポーティなモデルを生産するメーカー。日本でもドライビングパフォーマンスを志向するユーザーから支持を受けるイタリアの名門ブランド。庶民でも所有できるフィアットなどをベース車両に「マジックハンド」とよばれるチューニングを施す。

1950年代後半～60年代にかけ数々のレースでタイトルを獲得、「サソリ」の伝説を築いた。その後はフィアット傘下に入り、2007年に完全に独立したメーカーとして復活、「500」や「プント」をベースとしたモデルを発表している。

日本国内では、2009年に「アバルト グランデ プント」の発売。その後もシンボル的モデル「アバルト 500」や、コラボレーションモデル「アバルト 695 トリブート フェラーリ」「アバルト 695 エディツィオーネ マセラティ」など、プレミアムスポーツコンパクトモデルを次々に導入、商品ラインアップを拡充している。2013年1～4月の日本市場でのアバルトの販売は、前年比117％増を記録している。

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■アバルト 新型500＆アバルト595ツーリズモ・アバルト595コンペティツィオーネ 試乗レポート／岡本幸一郎［2013.1.22掲載］

アバルトの現在のラインアップ

ABARTH 500（右／左ハンドル仕様）

フィアット500をベース車両として、走りを追求するアバルトならではの「ピュアスポーツモデル」にふさわしい仕様や装備を備えたアバルト・ラインアップのエントリーモデル。「エッセエッセ コニー（esseesse KONI）キット」を装着し更なるパフォーマンス向上も可能。

ABARTH 595シリーズ

ABARTH 500の「プレミアムコンパクトスポーツ」をさらに進化させ、「エッセエッセ コニー（esseesse KONI）キット」のコンテンツを標準装着しパフォーマンスをアップグレードしつつ、全車ATモード付シーケンシャルトランスミッション搭載で国内市場に適応した仕様とした。「Competizione」はスポーツ性を重視、「Turismo」は快適性と上質感を両立し、またカブリオレタイプも用意するなど、多様なユーザー向けの仕様と装備を用意。

ABARTH PUNTO

1.4リッターターボマルチエアエンジンと6速マニュアルトランスミッションの左ハンドル仕様は、ドライビングを追求するユーザーから支持される「本格派コンパクトヨーロピアンスポーツモデル」。

ABARTH PUNTO SuperSport

ABARTH PUNTOをベース車両とした特別仕様車で、エクステリアにアバルトを象徴するボディカラーと装飾を施し、性能面でも「エッセエッセKONIキット」装着車と同様のパフォーマンスを発揮する、見た目も中身もスポーティなモデル。

ABARTH 695 Edizione Maserati

アバルトとマセラティのコラボレーションモデル。大幅なテクニカルチューニングを施し「エレガンスとスポーティさ」を凝縮させた全世界499台、日本導入100台の特別モデル。

アバルト正規ディーラー・ネットワーク

現在日本国内では、今年4月に開設した世界最大のショールーム面積を有する「アバルト横浜町田」をはじめ、2013年内に14店舗を増加して全国18店舗の正規ディーラー・ネットワークに拡充する予定。さらに、充実したアフターサービスが提供できるよう体制も整えていく。