スバル、「WRX STI グループR4」で2012年インターコンチネンタルチャレンジに挑戦
スバルは、「WRX STI グループR4」で国際ラリーシリーズ「2012年インターコンチネンタルラリーチャレンジ(IRC)」に参戦する、2つのチームと3名のドライバーを支援すると発表した。
トミ・マキネンレーシング(フィンランド)からは、2011年に続き新井敏弘とヤルコ・ニッカラの2名。ストール・レーシング(オーストリア)からはアンドレアス・アイグナーを支援する。
<IRC>
ワールドラリーカー中心のWRC(FIA世界ラリー選手権)に対して、主にS2000とグループR4、グループN車両を対象としたシリーズである。ヨーロッパでは高い人気を誇る。ツール・ド・コルス(フランス)、イプルー・ラリー(ベルギー)、ラリー・サンレモ(イタリア)など伝統ある有名イベントがこのシリーズに含まれている。
<グループR4>
市販車からの改造が厳しく制限されるFIAグループN車両をベースに、追加の改造規則が適用されるカテゴリーである。車体の軽量化、冷却性能の向上、サスペンション改造範囲の拡大などの性能向上を図ることができる。
トミ・マキネンレーシング
タイヤ : ヨコハマ
出場予定
第4戦(5月11-12日)ツール・ド・コルス
第7戦(7月6-7日)ラリー・サンマリノ
第12戦(10月12-13日)ラリー・サンレモ
最終戦(11月2-3日)キプロス・ラリー
■新井敏弘(1966年12月25日生まれ / 日本 / 45歳)インプレッサWRX STIグループNを駆り2005年と2007年のFIAプロダクションカー世界ラリー選手権チャンピオンに輝く。IRCにて、WRX STI グループR4から出場。プロダクションカップタイトル獲得。昨年に引き続きIRCプロダクションカップ連覇を目指す。
■ヤルコ・ニッカラ(1986年4月28日生まれ / フィンランド / 25歳)2004年にラリーデビュー。フィンランド国内選手権を経て2008年にピレリのスタードライバー選考会で優勝。2009年は、WRCイベント6戦に出場。2011年、アークティックラリーの初日に首位となり、一躍、若手で一目を置かれる存在となった。師匠のトミ・マキネンも認める才能の持ち主。
ストールレーシング
タイヤ : ミシュラン
出場予定
第4戦(5月11-12日)ツール・ド・コルス
第6戦(6月21-23日)イプルー・ラリー(ベルギー)
第7戦(7月20-22日)ラリー・ルーマニア
第8戦(8月31日-9月2日)チェコ・ラリー
最終戦キプロス・ラリー
■アンドレアス・アイグナー(1984年9月24日生まれ / オーストリア / 27歳)2005年にWRCデビュー。2008年には24歳の若さで早くもPWRCチャンピオンとなっている。
SUBARUは、これら3名のドライバーを擁し、2012年のIRCシリーズで優秀な成績を目指し、SUBARU WRX STIの競争力の高さを世界のモータースポーツユーザーに示すことを狙いとしている。
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